第六話 ページ8
あの雪の日から早3年。
夜影は鬼殺隊に入隊し鬼を切った。切って。切って。切った。
其れはもう物凄い勢いで切った
そして何百人もの鬼を倒し、人を救った。
そして今日、鬼殺隊の中でも一番最高位の階級の『柱』しか出れない柱合会議に呼ばれていた。
「…。(視線が超痛いのだが…。そして自分はなぜここにいるんだ?!)」
柱たちは驚いていた。それはもう驚いていた。
当たり前だ。此処には柱しかいない筈なのだ。
しかも見るところ12歳かそこらの少女だ。
沈黙の中誰も話せないでいた。が、その沈黙を破った者がいた。
其の物の名は〈蟲柱〉【胡蝶 しのぶ】柱の中でも数少ない女性の一人だ。
「あの、そこのお嬢さん?」
「…?(お、お嬢さん?そんな呼び方で呼ばれたことない!!新鮮な感じする!!)」
「ここは柱合会議が始まるんですが。なぜここにいるんですか?」
その場にいた者がほぼ全員注目する中夜影は言った。
「……知らない…です。(僕の方が何でか知りたいです!!誰か教えて!!)」
(((((((自分でもわからないのかよ!?))))))
そんな茶番をしていると一人の少女が屋敷の中から出てきた。
「御館様の御成りです。」
「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」
柱全員(+α)が反応し首を垂れる。
「よく来たね。私の可愛い剣士たち。今日は空は青いのかな?
顔触れが変わらず半年に一度の柱合会議が迎えられたことを嬉しく思うよ。」
顔が酷い火傷のようになった男性がとても綺麗な女性に支えられながら出てきた。
そして発した言葉に《南無》と書かれた羽織を羽織った巨漢――〈岩柱〉【悲鳴嶼 行冥】が答えた。
「お館様もご壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈りいたします。」
「ありがとう、行冥。」
〔お館様〕と呼ばれた男性が微笑む。
すると桜色の髪の女性――〈恋柱〉【甘露寺 蜜璃】が質問する。
「あの、そこの女の子は何故此処に呼ばれたのですか?」
「ああ、其の事かい。その子は【御谷野 夜影】現在階級は甲の将来が楽しみな子だよ。」
「…。(え?そんなに持ち上げるの!?っていうか自分階級甲だったの?てか甲って何?)」
少し夜影の説明をした後、お館様は言った。
「その娘には十人目の柱になってほしいと思っていてね。名前は〈影柱〉なんてどうだい?」
「…。(え!?そんなん自分聞いてないけど!?「どうだい?」じゃないよ!)」
夜影が心の中でいろいろなことを思っているうちにどんどん話が進んで行く。
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エデュリス(プロフ) - チョコ&ピーナッツさん» ありがとうぎございます!これからもよろしくお願いします!頑張りますね! (2019年12月1日 13時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい(*^^*) (2019年12月1日 13時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
エデュリス(プロフ) - 姫さん» そう言っていただけると嬉しいです!ぜひ友達になっていただけると嬉しいです!これからも閲覧宜しくお願いします! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
エデュリス(プロフ) - レンさん» ありがとうございます!かなりゆっくりの週一更新になると思いますが見ていただけると嬉しいです! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
姫 - とてもいい小説よ。ねぇ?私と友達にならない? (2019年11月29日 16時) (レス) id: ad359bf394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エデュリス | 作者ホームページ:(・ω・三・ω・)フンフン←ないです
作成日時:2019年11月17日 1時