第二十二話 ページ24
「…アレのこと放って帰って大丈夫だよ。(アレって言っちゃった!言っちゃった!)」
「あ、ええと…いいのかしら?」
「…大丈夫。(もしかして機嫌損ねちゃった!?大丈夫!?ごめんね!!??)」
相手の女の人は戸惑いながらもさっさと帰っていける…訳もなく。
金髪羽織君はすごいスピードでこちらを振り向いて大きな声で言った。
「ちょっとぉぉぉ!!何でそこの二人仲良くしてんの!!!???俺はその子と結婚するのぉぉぉ!!勝手に帰っちゃだめぇぇぇ!!!!」
「…嘘だろ。」
「だめだぞ!!夜影!!変質者だったらどうするんだ!!」
「…。(やっぱりお兄ちゃん…。)」
「何なのお前らぁぁぁぁ!!二人の世界に入ってるんじゃないよぉぉ!!」
二人の世界って何じゃ…。
そんなやり取りをしているとまた金髪羽織君が女の人に引っ付いて鼻水と涙を全部擦り付けている。
素直に汚ねぇ…。
なんて思っていると女の人が急に金髪羽織君を引き離し目をかっぴらいて金髪羽織君を何回も何回も張り手をした。
驚いて固まっていると先に硬直が解けた炭治郎が女の人を抑えて落ち着くように言った。
でもそんなので止まるほど女の人はひ弱じゃなくて抑えられながらも大声で金髪羽織君に言った。
「誰があなたと結婚するなんて言いましたか!!私には婚約者がいるんです!!それにあなたが道端に蹲って辛そうにしていたから話しかけたんです!!勘違いしないでください!!」
「ええええええ!?なんで!?俺が好きだから話しかけてくれたんじゃないの!?」
「違います!!もう話しかけてこないでください!!」
そう一息に捲くし立てて怒り奮闘で去ってしまった。
ビックリした。最高に驚きました。般若が見えました。怖い。
「うわぁぁぁぁん!!どうしてくれるんだよぉぉぉ!!俺は弱いんだよ!!次の任務で死んじゃうんだよぉぉぉ!!」
「…任務…その服、鬼殺隊員か。(全然気づかなかった…。それにしても羽織の柄と色派手だな)」
「そうだよぉぉぉ!!ってその声!!女の子!?俺と結婚してくれない!?」
「…は?(見境なしかよこいつ…。)」
本当に声でよく気付いたよね。顔もほとんど隠れているし、体系何て完全に見えない上着着てるし、真っ黒黒助だし。
不思議だわ〜本当に。
「って言うかお前!!なんで女の子と一緒にいるんだよ!!」
「竈門炭治郎だ」
「ああ!!そうごめんなさいねぇ!俺は我妻善逸だよ!」
「……はぁ。(これ夜までにつくのかな…。)」
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エデュリス(プロフ) - チョコ&ピーナッツさん» ありがとうぎございます!これからもよろしくお願いします!頑張りますね! (2019年12月1日 13時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい(*^^*) (2019年12月1日 13時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
エデュリス(プロフ) - 姫さん» そう言っていただけると嬉しいです!ぜひ友達になっていただけると嬉しいです!これからも閲覧宜しくお願いします! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
エデュリス(プロフ) - レンさん» ありがとうございます!かなりゆっくりの週一更新になると思いますが見ていただけると嬉しいです! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
姫 - とてもいい小説よ。ねぇ?私と友達にならない? (2019年11月29日 16時) (レス) id: ad359bf394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エデュリス | 作者ホームページ:(・ω・三・ω・)フンフン←ないです
作成日時:2019年11月17日 1時