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第十一話 ページ13

「え!?き、君は!?」


驚いた竈門炭治郎が自分の方に向き聞く。
鬼の前で隙を見せたのは流石に駄目だろ…。


「……気を抜くな。(できればさっさと倒して他の二人を探すべきなんだよ!!敵じゃなきゃ誰でもいいだろ!!)」

「え、あ、はい!!」


あれだけ呆けていた竈門炭治郎は急に真剣な顔になって鬼に話しかけた。


「さらった女の人たちはどこだ!!そして二つ聞く!!」

「…………。(切り替え速いな…。)」


そして次の瞬間―――《ギリギリギリギリギリ》
という歯ぎしりの音が響いた。

多分他の鬼共も沼の中に潜んでいるのだろう。
さっさと三人同時に倒すには少し待つのが得策だろう。


「和巳さん!この人を抱えてそばに立っていてください!!俺の間合いなら守れますから!!」

「…。(絶対僕の事忘れてるだろ…。)」


すると竈門炭治郎の周りに三人の鬼が集まる。
竈門炭治郎は水の呼吸の五の型を使って鬼の腕を切った。


「!?(この子は何故動かないんだ!?)」


竈門炭治郎の後ろの和巳?さんと少女の方に鬼が集まる。
後ろの跳躍し影の呼吸を使い鬼の首を刈る。

【影の呼吸 一の型 影迹無端《えいせきむたん》】

鬼の首が一瞬にして飛び胴体もろとも消えた。


「…弱いな…。」

「!?よ、弱い!?」


一人目の鬼を狩り他の二人を切ろうと動こうとする。
すると急に二本角の鬼が叫びだす。


「邪魔をするなァァァ!!女の鮮度が落ちるだろうがァ!!もうその女は十六になってるんだよ!!速く喰わないと刻一刻と味が落ちていくんだ!!」

「…………気持ちわりぃな…。(さっさと刈るのが得策だな…。気持ち悪すぎる…。)」


二本角の鬼が叫んだあとに一本角の鬼が言う。


「冷静になれ俺よ。まぁ、いいさ。こんな夜があっても。この村では随分十六の女を喰ったからな。どれも肉付きがよく美味だった。俺は満足だよ。」

「俺は満足じゃないんだ俺よ!!まだ喰いたいのだ!!」


鬼の分身が喧嘩をする。
どれだけ人格あるんだよこいつ…。
和巳さん?が怯えながらも果敢に鬼に反抗する。


「ば、化物…一昨晩攫った里子さんを返せ!!」

「里子?誰のことかね?」


この鬼は喰った者の名前を憶えていない様だ。
最っ悪だなこいつ!!

そして一本角の鬼は羽織の懐の裏を見せる。
そこにはトンボ玉が付いたもの、花の形の飾りが付いたもの等々。たくさんの女性物の髪飾りが挿してあった。


「この蒐集品の中にその娘の簪があれば喰ってるよ」


続きます!

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エデュリス(プロフ) - チョコ&ピーナッツさん» ありがとうぎございます!これからもよろしくお願いします!頑張りますね! (2019年12月1日 13時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい(*^^*) (2019年12月1日 13時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
エデュリス(プロフ) - 姫さん» そう言っていただけると嬉しいです!ぜひ友達になっていただけると嬉しいです!これからも閲覧宜しくお願いします! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
エデュリス(プロフ) - レンさん» ありがとうございます!かなりゆっくりの週一更新になると思いますが見ていただけると嬉しいです! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 07ad10319f (このIDを非表示/違反報告)
- とてもいい小説よ。ねぇ?私と友達にならない? (2019年11月29日 16時) (レス) id: ad359bf394 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エデュリス | 作者ホームページ:(・ω・三・ω・)フンフン←ないです  
作成日時:2019年11月17日 1時

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