俺は捻くれ者になりたくなかった ページ6
sha side
ﾒｲﾄﾞ「シャオロン様、好きです」
一線を超えた。
朝早くにメイドに呼び出されたから着いていったら、そんな告白をされた。
嬉しくなんてなかった
だって…
ﾒｲﾄﾞ「…ぁれ？な、なんで！？あたしこの人嫌いだわ！」
相手は人が変わったように俺を嫌うから。
さっき告白してきたのに急になんだよ。
sha「なんでっ…なんで急に嫌いなんて言うねん…！」
ﾒｲﾄﾞ「いやっ！離して！！！」
―俺は、最悪な能力持ちだ
俺が子供のときに大切な同性の親友がいた。
誰がどう見ても俺たちは良い友人だった。
たくさん遊んだし、どこへ行くのも一緒だった。
ある時に俺らの関係は変わってしまった。
―あの能力のせいで
彼の家に遊びに行った時
友「シャオロン…好きや……」
なんて告白された
ショックだった
ずっと親友だと思っていたし、彼の気持ちに気づけなかったから。
sha「…なんで」
ただ訊ねることしか出来なかった
友「ごめん…でも止められへんのや」
そう言って俺を押し倒した。
気持ち悪い、怖い…
そんな気持ちが俺の頭を支配していく
その瞬間
友「…ぇっ…あ…れ？」
―俺、なんで嫌いな奴のとこにいるんやろ
俺の脳は思考を停止した
彼はそそくさとその場を離れていった
俺もさっさと家を出て言った
帰り道、一人残された俺はただ、ただ泣いていた
親友を失ったのが悲しかった
親友に押し倒されたのが怖かった
―その時に、俺に秘められた能力に気づいた。
それから俺は友達を作らなかった
そのせいで捻くれ者に育った
そのせいで無理矢理軍に入れられた
軍で仲間と出会った
最初は話したくなかった
あいつらが話しかけてくれた
友達ができた
それでも嫌われなかった
好きな人が出来た
嫌われたくなかった
好きな人がスパイだと聞いた
好きだったはずなのに、信じられなかった
だけど
そんな捻くれ者の俺が、三分間だけ素直になれる時間があった
それは彼女の歌を聴いた時。
なんだか心が落ち着いて、その時だけ
sha「…A。なんや、その毛布」
『ああ、これね！何か知らない間にかかってたの』
sha「もう、そんなん使わんでや。俺の貸したるから」
…なんて、素直になれるんだ。
いつになるんやろな、俺の毛布貸す日。
いつになるんやろな、俺が素直になれる日。
でも今は、この時間を大切にさせて欲しい。
この三分間で、君を愛させて欲しい。
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くれぴと(プロフ) - peか？peか？peなら事情説明の段階でまず殴られるぞ？？でも新キャラでないならpeさんの確率が高いっすよねぇ (4月29日 19時) (
レス) @page34 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» 初コメありがとうございます！！主ちゃんは実質読者の皆様なので皆様の性格が反映されてるんですよね！！(言いがかり) (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - くれぴとさん» rbrは小さいけど根は漢なんですね！(ギリ褒め言葉)最近更新できてなくて申し訳ないです💦また亀さん更新に戻りましたが気長にお待ちを…！ (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 一般通過コメ失礼します〜←主ちゃんいい子すぎないか？どんだけwrwrdの皆が好きなんや…僕だったらフルボッコだﾄﾞﾝ!←にしてる自信ありまくりなのに…← (4月17日 22時) (レス) id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと(プロフ) - 勇気をぁして一番最初言ってくれたrbr漢すぎません？？夢主ちゃんのためなら協力できるの最高すぎて神だけど、能力が使えなくなってるが、夢主い（んの声が聞こえなくなってると解釈するか、本当に誰の声も聞こえないのか、気になりますね！！ (4月9日 9時) (レス) @page33 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよよ | 作成日時：2023年12月31日 7時
