君の声は聞こえないふりをした ページ23
『私………1人で行動します』
話し合いが面倒くさくなった訳ではない
自分に向けられた視線が嫌だった訳でもない
ただ
そうしたかったから
自分の実力が知りたかった
1人でどれくらい戦えるのかを知りたかった
足を引っ張りたくなかった
内ゲバなんて起こして皆の命を粗末にしたくなかった
自分の命なんて軽いから
たった、それだけ。
そう心では思いつつも震えた手からは恐怖が滲み出る
『もう…これでおわりなんかなぁ』
何が終わりを意味するかは私にも分からなかった。
ただ、頭の中には彼らの顔が思い浮かんだ
―――――
ｳｰｰｰｰｰｰｰｰ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
gr「侵攻だ！！今すぐ出撃せよ！！！」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
警報が軍の中に鳴り響いた瞬間、インカムからグルさんの声が聞こえた
『……始まっ…た』
私は枕元に置いたライフル銃を構えて外へと駆けた。
外は心臓まで響くような銃を打つ音が止まなかった
kn「シャオロンそっち五人！！気をつけろ！！」
sha「二人やった！！あと三人そっちいった！！！」
ここは前線部隊か
だったらもっと前に出た方がいいかもしれない
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
shp「A先輩、そっちは大丈夫ですか」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『うん、大丈夫だよ。ショッピも大丈夫そうだね』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ショッピとはインカムを通じて話すことにしていた
私は断ったけどショッピが心配だって言うから。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
shp「A先輩、絶対死なんでくださいね…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そう呟かれた言葉は聞こえなかったことにした
ﾊﾞﾝｯ
『……！？』
打たれた弾は私の足から数メートルのところに落ちた
敵はそう遠くない。
ﾊﾞﾝｯ
ﾊﾞﾝｯ
『いっ……！？』
痛みを感じた右足首からは赤が滲んだ
『そこか…！！』
草が揺れたところからは敵国の軍人が二人見えた
ﾊﾞｧﾝ!
『…当たった…？』
彼らの行った所は動きが無くなった。
銃を構えながらそこに近づくと二人はもう動かなくなっていた
ごめん、なんて言わなくていいのだ
これがこの時代に生まれた宿命。
死体を目にすることなんて日常茶飯事なのだから
残された二人に背を向けて隣国の塔に向かって走り出した
『待ってろよ________！』
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くれぴと(プロフ) - peか？peか？peなら事情説明の段階でまず殴られるぞ？？でも新キャラでないならpeさんの確率が高いっすよねぇ (4月29日 19時) (
レス) @page34 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» 初コメありがとうございます！！主ちゃんは実質読者の皆様なので皆様の性格が反映されてるんですよね！！(言いがかり) (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - くれぴとさん» rbrは小さいけど根は漢なんですね！(ギリ褒め言葉)最近更新できてなくて申し訳ないです💦また亀さん更新に戻りましたが気長にお待ちを…！ (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 一般通過コメ失礼します〜←主ちゃんいい子すぎないか？どんだけwrwrdの皆が好きなんや…僕だったらフルボッコだﾄﾞﾝ!←にしてる自信ありまくりなのに…← (4月17日 22時) (レス) id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと(プロフ) - 勇気をぁして一番最初言ってくれたrbr漢すぎません？？夢主ちゃんのためなら協力できるの最高すぎて神だけど、能力が使えなくなってるが、夢主い（んの声が聞こえなくなってると解釈するか、本当に誰の声も聞こえないのか、気になりますね！！ (4月9日 9時) (レス) @page33 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよよ | 作成日時：2023年12月31日 7時
