君と思いっきり笑いたかった ページ14
エーミール 能力：愛想笑い
自己嫌悪に苛まれると他の人からいい印象を受けることが出来る
―――――
？？「なーなー？君、なんて言うん？」
『...私......？』
？？「せやせや、偉いべっぴんさんやんなぁ」
突如現れた、一人の影。
...これは、少し前の話。
『...はぁ。どうも...』
軍に入隊してから二日経った、ある夕方の事だった。
？？「君、新しく幹部になったんやっけ？俺は」
―鬱や。
『...う、つ。』
その頃の私はまだ軍に慣れなくって、
それどころか毎日の訓練が辛くて。
早くも辞めたいと思っていた。
ut「ああ。大先生って呼んでや」
『はい。よろしくお願いします』
そんな義務的な言葉しか発せなかった
ut「まぁまあ。そんな辛気臭い顔してないでや。美人なんやから」
変な人。
それが第一印象だった。
『...あの、疲れてるんで今日は...』
ut「ちょい待ってや。俺の話に付き合ってくれへんか？」
半ば強引に、夕焼けの見える中庭に連れていかれた。
夕日に照らされて影になる彼の姿は様になっていた
どんな話をしてくれるのだろう。
こんな人なんだからさぞ昔の冒険談とかかっこいいお話に違いない。
はたまた、自分の生きる意味とかそんな堅苦しい話だろうか。
そうだったらめんどくさいなと、だんだんと沈み始める夕日を眺めていた
ut「これはな...つい昨日の話やねんけど」
前触れもなく話し始めた鬱さんの声を、子守唄のように聞く。
これから何時間その話を聞かされるのだろうか
そう思うと気が重くなった
ut「コネシマがなぁ―」
コネシマ。聞いたことがある名前だ
確かあの爆音の人。
金髪の...入隊して初めて話しかけてくれた人だっけ。
それで、それで？
その人もこの人みたいに真面目なんかなぁ
ut「それで―」
―思いっきり転けてん。
『...！？w』
何故かは分からなかった。
普段だったら笑うことないことなのに。
何だか真面目な顔してそんなこと言う鬱さんが
あの陽気な人が転んだことが
追い込まれていた私を笑わせてくれた
ut「ほんでなぁ―」
鬱さんのする話しは面白い話ばっかだった
いつしかすっかり日が沈んで暗くなってきた時
笑いすぎて涙が出てきたことに気がついた
ut「ほら」
―いい顔するやん
―――――
そんな私のヒーローだった鬱は
ut「...ｸﾞｽｯ」
.
泣いていた
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くれぴと(プロフ) - peか？peか？peなら事情説明の段階でまず殴られるぞ？？でも新キャラでないならpeさんの確率が高いっすよねぇ (4月29日 19時) (
レス) @page34 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» 初コメありがとうございます！！主ちゃんは実質読者の皆様なので皆様の性格が反映されてるんですよね！！(言いがかり) (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - くれぴとさん» rbrは小さいけど根は漢なんですね！(ギリ褒め言葉)最近更新できてなくて申し訳ないです💦また亀さん更新に戻りましたが気長にお待ちを…！ (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 一般通過コメ失礼します〜←主ちゃんいい子すぎないか？どんだけwrwrdの皆が好きなんや…僕だったらフルボッコだﾄﾞﾝ!←にしてる自信ありまくりなのに…← (4月17日 22時) (レス) id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと(プロフ) - 勇気をぁして一番最初言ってくれたrbr漢すぎません？？夢主ちゃんのためなら協力できるの最高すぎて神だけど、能力が使えなくなってるが、夢主い（んの声が聞こえなくなってると解釈するか、本当に誰の声も聞こえないのか、気になりますね！！ (4月9日 9時) (レス) @page33 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよよ | 作成日時：2023年12月31日 7時
