俺は本当の才能が欲しかった ページ11
zm side
ｶﾋｭｯ
ﾋｭｰ…
かわいた喉の奥を冷たい空気が通って痛みに変わる
俺は訓練場で一人、近距離戦の練習をしていた。
ゾムはなんでも出来る？
そんなん誰が決めたよ。
本当の俺は
―どうしようも無い、雑魚だった
―――――
ﾓﾌﾞ「やーい、ゾム、また実技最下位だぁ」
zm「…今に見てろや」
当時子供だった俺は、なんにも出来なかった
運動をとっても、勉強をとっても。
ﾓﾌﾞ「うわ、雑魚や」
だから、雑魚呼ばわりされた
今更怒りなんて感じなかった
zm「もう…ええわ」
諦めすら感じていた
それなのに
zm「なんや…これ」
その時の実技試験で俺はこれまでないくらい無双していた
体が動く
腕が振れる
相手が見える
思うままになった
ﾓﾌﾞ「ゾムのやつ…何したんや」
それから実技の度に何でも出来るようになった。
―それが能力だと確信した。
子供の頃の俺は、その能力が大好きだった
子供のころ
―――――
『しゃおすご！！足速いって！！！』
『シッマ体力鬼やばい！！すご！！』
『ショッピ洞察力すごいね！！私じゃ真似出来んわ！』
幹部になったら、実力差なんてありすぎた。
そうAに褒められるみんなが羨ましかった
『ゾムなんでも出来るやん！！いいなぁ』
そんな言葉は要らなかった
だって…
zm「本当の俺じゃ…ないんやもん……」
本当の俺を見たら、Aは幻滅するだろうか
なんでも出来るゾムじゃ無かったら、Aは俺を嫌うだろうか
なんてさ。
今じゃAと話すことも出来ないのに。
―傷つける…だけなのに
"正直になれなかった"
だけじゃすまされない。
君の背中に背負った重みも、傷も
全部全部俺らのせい。
だからさ
君の歌を、聞かせてよ。
そしたら、何故か素直になれるんだ
「A！遊ぼうや」
って、いつか本当の俺で話せる日は来るだろうか
ごめん
殴ってごめん
痛い思いさせてごめん
どんな矛盾を背負ってでも、三分間は君を愛すからさ。
本当の俺で話せる日がきたら、君も俺を愛して欲しいなぁ
…だって
馬鹿らしいよな
能力なんて使わないで実力を発揮出来たら。
才能が俺にあったら。
こんなことにならないで
君は俺を好きになってくれたかな。
俺は君がスパイだなんて思わないよ
だから…
俺を褒めてよ
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くれぴと(プロフ) - peか？peか？peなら事情説明の段階でまず殴られるぞ？？でも新キャラでないならpeさんの確率が高いっすよねぇ (4月29日 19時) (
レス) @page34 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» 初コメありがとうございます！！主ちゃんは実質読者の皆様なので皆様の性格が反映されてるんですよね！！(言いがかり) (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
いよよ(プロフ) - くれぴとさん» rbrは小さいけど根は漢なんですね！(ギリ褒め言葉)最近更新できてなくて申し訳ないです💦また亀さん更新に戻りましたが気長にお待ちを…！ (4月18日 19時) (レス) id: 62d79f7619 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 一般通過コメ失礼します〜←主ちゃんいい子すぎないか？どんだけwrwrdの皆が好きなんや…僕だったらフルボッコだﾄﾞﾝ!←にしてる自信ありまくりなのに…← (4月17日 22時) (レス) id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと(プロフ) - 勇気をぁして一番最初言ってくれたrbr漢すぎません？？夢主ちゃんのためなら協力できるの最高すぎて神だけど、能力が使えなくなってるが、夢主い（んの声が聞こえなくなってると解釈するか、本当に誰の声も聞こえないのか、気になりますね！！ (4月9日 9時) (レス) @page33 id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよよ | 作成日時：2023年12月31日 7時
