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57.調査 ページ11
帝都中を周り、鳴子少尉と同じくらいの年齢の女の人に会ってみた。
もちろん、良く思う人は少なかったけど。
「鈴ちゃん、この人はどう?」
幾度となくこの質問を繰り返したが、鈴ちゃんの答えはいつも、
〈違ウ。影憑ジャナイ〉
で、相手の人が顔をしかめて扉を閉めるか、私達がさっさと帰ってしまうかのどちらかだった。
「帝都の外からやってきた可能性が高いな」
「そっちは他の隊に任せるとして、私達は敵の襲撃に備えましょうか」
確かに、帝都の外となると、私達に出来ることは少ない。
鳴子少尉の提案は、賢明な判断だろう。
「ちょうど1週間後だと相手は予告している。その日は昼から神社の警護をしろ。週末で、學校もないからな」
「了解!」
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