痛い、いたい？イタイ

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レオナside

歌い切った・・・。
もういいよね帰って。これ以上はなんか気まずいし・・・。

「・・・・・。」

めが兄ぃさんってば、あんなこと言わなくていいのに！

〜回想〜〜

「シオンさん、レオナさん！」

「ん？めが兄ぃ？」
「どうしたんですか？」
「お二人が今日限定スペシャルデュオライブをやると聴いたので、私からお二人へ曲をプレゼントしようと思いまして。」
「いいのか！？」
「わわ！ありがとうございます！！」

「ですが・・・・・。」

「ですが？」

「いえ、何でもありません！この曲はお二人のお互いへの気持ちを表した曲となっております。それでは、ステキなライブを期待していますよ。」



〜回想終了〜〜


お互いの気持ちを表した曲があれ・・・。

思いっきりバレちゃったよ。ライブが終わってからずっとこうやってお互い黙ってるだけだし。



あぁ。最悪。



「レオナ・・・・。」
「えっ？」

「私とパキってくれないか・・・？」

いつもなら嫌でも「いいよ！」って言ってパキってた。
今日だっていつも通りやればいいのに・・・・。いつも通り・・・・！！

でも、身体はその通りに動かなかった。
私はトモチケホルダーを開いた。


「・・・・・ごめんなさい。」

私は今までパキってきたシオンのトモチケすべてを投げるように返した。

パサパサッ・・・・と音がして一瞬振り返った。

そこには、涙を流して座り込むシオンとそんなシオンに降ってくるトモチケの雨だった。

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