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HR side
また別の日、この前と同じような時間に屋上に行ってみた。
今度はあの人目当てで
予想通り目を閉じて寝っ転がっていた。
あ、ブランケット追加されてる
でも寝顔はなんだか少し苦しそうにも感じた。
HR「もう春ですね」
聞こえてるかどうかはわからなかったけど話しかけた。
「…今度は幻聴か…もうこのまま目を開けずに永遠の眠りに…」
HR「(この人頭おかしいのか?)」
ゆっくりと目を開けた彼女の社員証にはキム・Aと書いてあった。
Aさん、やっと名前を知れた。
「現実ですよね、」
HR「はい」
「でも何でここに……いや、聞かないでおきます。
じゃあ先に行くので戸締りよろしくお願いしますね。失礼します。」
HR「いや、え、戸締り?」
「あ、そっかそうだ、鍵は私が、あー、やばい。」
HR「フロントとかに返せばおっけーですか?」
「いや、その、」
何と屋上の鍵はAさんが盗みを働かし、スペアキーを作りいつでも入れるようにしたらしい。
普通にやばすぎw
HR「Aさんって面白いですねwじゃあ鍵直接俺が返しに行きます。」
「いやいやいやいや、返しにきたらそれもそれでやばいですよ…んー、持ってていいですよ、それ私もう一つあるので。ただし、口外しないこと。よろしくです。」
その鍵はその後もずっと俺が持っていて結構便利でありがたい。
それに2人の秘密ができて少しワクワクした。
それから何度も屋上で会うようになり今のような関係に至った。
友達、んーなんだろうな。どんな関係ですか?って聞かれたらよくわかんないけど面白いこととかがあったらすぐAに伝えたくなる。
AS「お前、それはな、恋っていうんだ。」
HR「…まじ?」
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作者名:しらたまサラダ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imstargirl777
作成日時:2024年2月11日 1時