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私は韓国の大手芸能事務所YGで働く20歳
高卒で採用され、これは夢か何かかと思った。
いや、夢であって欲しかった……
いざ働いてみれば残業毎日
給料は高いものの身体は悲鳴をあげる毎日
「…はぁ」
「またため息ついてー幸せ逃げていっちゃうわよ」
「オンニはどうしてそんな笑顔でいられるんですか…」
「自分が好んでこの仕事に就いたんだもの、辛くてもその倍楽しいのよ」
正直、割に合わない仕事だけど嫌だったらとっくに辞めてるわよ〜
そうわかってることを言われて少しイラつく
気分転換にインスタを開いても、夏休みを謳歌している大学生ばかりがタイムラインを埋め尽くす。
ストーリーを見ようとアイコンをタップしようとしたが自己防衛のためその指を止めた。
代わりに推しを見るだけの裏垢に切り替えて、ジェニさんの投稿を見る。
あーかわいい、綺麗
私がここで働くと決めた理由、
ジェニさんが所属しているから
そんな事を言ったらサセンだって言われて首を切られるのだろうか。
接触したいとかそんなんじゃない、ただ貢献したいと思ったから…ってキモいか
「……キモいかもな」
インスタを閉じ、今日の予定を確認する。
午後からミーティングがあるからその前に社員食堂でランチを済ませないとそろそろ身体に限界がくるな。
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作者名:しらたまサラダ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imstargirl777
作成日時:2024年2月11日 1時