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雷樹side
海斗「え・・・」
海斗は少しだけ驚いたように言葉を発する。
・・察していたんだろう・・。いなくなったのを・・。
そんな事より今は自分の涙をふかなければいけない。
海斗「な、え・・何で・・」
雷樹「ﾋﾞｸ)」
理由を聞かれると俺の体は嘘をつくことなく反応する。
ソファに座っている俺は、少しだけ視線を下に下げた。
享「ぇっと・・・・・」
戸惑いながら、俺の方をチラリと見る享
―――――――――――・・嘘なんかつけねーだろ。
俺は小さく頷いた。
享「雷樹が・・Aを起こしに行ったときに・・・・」
――――３０分前――――
俺はAを起こしに、Aの部屋へ向かった。
雷樹「A−。朝じゃないけど朝だ、ぞ・・・・・・・・・・？」
Aの部屋にあるごみ箱の中に・・紙がグシャグシャにして入れてあった。
珍しいな。Aが自分の部屋で・・・・・・・え・・？
グシャグシャにしてある・・隙間のような場所から・・文字が見えた。
『お母さん』『思い出』
俺の胸の鼓動が早くなった。
―――――――・・ちょ、っと待てよ・・。
A「ん、ぅ・・・・・・・」
俺は少し迷いながら、その紙に手を伸ばす。
そして、緊張しながら読もうとした・・・・その時
「雷樹兄？」
雷樹「あっ・・・・・・・」
俺の持っている紙を見た瞬間に・・Aの表情が・・一変した。
驚き、そして恐怖。
目を大きく開きながら・・・体を震わせて・・・今にも泣きそうだ・・。
雷樹「やっ・・あ・・っと・・・その・・」
隠せない事を必死に隠そうとする俺。
もう遅い。そんなことは分かっている・・。
A「家族じゃ・・・・ないんだよ、ね・・・・・」
雷樹「えっ・・・・・・」
今度は俺の表情が変わっただろう。
A「っ・・・・・・・・」
雷樹「A・・・・っ・・？」
俺が少し・・・・気を緩くした・・・・・・。
何故この時に気を緩くしてしまったのだろう。
Aは・・・・・・・・走り出した。
それを俺は止めることできず・・・・
Aはそのまま家を出て行ってしまった。
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不雲綺(プロフ) - 涼野 晴也さん» イナズマ好きなんですか!コメありがとです＾＾ (2013年7月24日 13時) (
レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 真綾さん» あれ、目から汗が・・←ちょっとティッシュ取ってきまs(( (2013年3月8日 11時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 真綾さん» 本当ですか!!すごくうれしいです！この頃更新できてなくてすいません・・。 (2013年3月5日 21時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 桔祢さん» ありがとうございます！更新頑張っちゃいますｗ (2013年2月26日 20時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 真綾さん» ありがとうございます！ (2013年2月26日 20時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不雲綺
| 作成日時：2012年10月18日 22時
