・雲の上 ページ23
……………バー……
誰かにつんつんとつつかれた。
ゆっくり寝返り、その顔を見る。
『……コニー…！』
コニー｢やっぱり！リトルバーニーｷﾞｭｯ｣
『コニー大丈夫だった…？ごめん、大丈夫なんかじゃないよね』
コニー｢ううん、あなたが大丈夫じゃないんだよ｣
『？………喋ってる！て、手も動く！』
コニー｢さっきから気づいてなかったんだね｣
『うん…！』
コニー｢私は………ちょっと怖かったかな｣
当たり前。
でもコニーはまだマシな方だと思う。
あんな鉄壁のような冷たいママを見れば耐えれるはずないから。
中身は優しくて、愛情をいっぱい注ぎ込んでくれたみんなのママだけど………
コニー｢リトルバーニー、なんであなたがここにいるの？｣
『僕？……そういえばここは…』
コニー｢でもほら！雲みたいにふわふわしてる！｣
『雲…………』
あの白いのってこんな感触だったんだ
コニー｢私ずっと寂しかったんだよ。リトルバーニーもいないし、みんな居ない。
新しい家族なんて会うことすらなかったもん｣
『………』
コニー｢でもねでもね！ここからは色んなものが見えるんだよ！想像すれば、なんでも！｣
そう言って雲の下を指すと、確かに目のすぐ下にハウスがあった。
僕はあのことを思い出してしまった。
コニー｢あれ……消えていく………｣
『……燃え……てる、ね』
コニー｢なんで？｣
僕はぼーっと燃えて消えゆく様を見ていた。
見ていられなくなって、コニーに目線を戻した。
『コニー、………幸せだった？』
ふと口から出た質問に驚いてしまった。
コニーは微笑んで言う。
コニー｢うん！｣
僕にはもう一つ気になったことが。
前に出ていった子達はどうしたんだろう…
答えは目の前に。
セディ、ハオ、それにみんな、みんないた。
僕が覚えてる限りの兄弟。
みんな死んだんだ。
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ユーリYURI(プロフ) - こんにちは！コメ失礼します。ユーリYURIです。このお話はリトルバーニー目線でとても新鮮でいいと思いました！感情描写もとても上手で羨ましいです！これからも頑張ってくださいね〜！！ (2020年8月18日 9時) (
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作者名：いむえあ | 作成日時：2020年8月6日 18時
