・コニーの元へ ページ22
あれから多分2ヶ月。
ママは相変わらず何かに異常なしと呟いている。
僕もかなりホコリを浴びている。
ママが書斎に入ってきた。
いつも通りの時間。
時計は愚か、昼か夜かさえも分からないこの部屋で唯一時を知る方法。
ママはいつも同じ間隔(つまり時間)で書斎に入ってき、たまにこの部屋にも降りてくる。
レーーーーーーーーーイっ！！！！！！！
確かに聞こえたその叫び声は、ママを呼び寄せたようで、足音がカツカツと速いテンポを刻む。
案の定、叫び声はハウス中に轟いたらしい。
階段から朝のような騒がしい声と足音。
朝ではないことはもう分かりきってるけどね。
音が消えた。
子供達の、音が。
と同時に、ママが駆け込んできた。
少し大きめの機械を持つと、スタスタと出ていってしまった。
何かが崩れた。
僕の横スレスレに柱っぽいものが倒れて天井が崩れた。
凄まじい熱気と燃え盛る炎。
周りにいた他のおもちゃもじわじわと飲み込まれていった。
炎はついに僕の耳に飛び移った。
もう暑いを通り越して何も感じなくなってきた。
僕もコニーの所へ行くのかな………
願ってもいなかったコニーの__
まさか僕までこうなるとは。
……子供たちが無事でよかった。
完全に天井が崩れた瞬間、視界をキラキラしたものが包んだ。
コニーにドン、エマやトーマ、ラニ、レイ、ノーマン…………
見た事、聞いた事のある場面ばかり。
｢走馬灯｣
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ユーリYURI(プロフ) - こんにちは！コメ失礼します。ユーリYURIです。このお話はリトルバーニー目線でとても新鮮でいいと思いました！感情描写もとても上手で羨ましいです！これからも頑張ってくださいね〜！！ (2020年8月18日 9時) (
レス) id: 99a4b3ce97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いむえあ | 作成日時：2020年8月6日 18時
