悩み ページ46
妖怪退治をした翌日
私は縁側に座って、キセルを吹かせていた
このキセルは、鯉夏花魁から貰ったものだ
ふぅー、
時が違う、死んでるか、
確かにあの、妖怪の言う通りだ
大正時代で生きて死んだ
なぜ、生き返って昭和時代に生きているのか謎だ
「なんじゃ？お主も煙草とやらを吸うのじゃな、」
『ん、ゲゲ郎さん、まぁ考え事の時しかしませんが、』
「じゃが、若い娘さんが吸うのは良くないと水木が言っておったぞ、なんでもほうちこっか？とかなんとか言っておったかのぅ、、」
『そうなんですか？まぁ、また水木さんに聞きます、』
「何か悩んでおるのか？昨日の妖怪の言葉を気にしておるのか？」
うっ、鋭いっ
『まぁ、なんで生き返ってこの時代にいるのか不思議で、』
「確かにそうじゃのぅ、ただの人間がその様なことができるとは到底思えん、わしも調べておるがわからんのじゃよ、』
『調べてくれてたんですか？』
「まぁのぅ、どれ、わしも一服するかのぅ、」ジュッポっ
ふぅー、
ゲゲ郎さんはそういうと、袖から煙草？を出して火をつけた
「まだまだ先の話じゃが、わしらはしばらくしたらこの家を出て行こうと思っておる、」
『え、』
「少し、妖怪の世界を鬼太郎に教えてやりたいんじゃ、いつまでも人間の世界にはおれんからのぅ、」
あー、それもそうか
私や水木さんがいるから、いるけど
ゲゲ郎さん達は幽霊族で妖怪だから、
ずっとこっちには居られないか、
「出て行くというよりも、旅みたいなもんじゃ数年したら帰ってくる予定じゃ、」
『あ、なるほど、なら私と水木さんはこの家で帰りを待ってたらいいんですね？』
「そうじゃのぅ、お主の地獄の秘薬が完成したらと思っておる、閻魔大王からは、後少しでできるそうじゃ、」
そうなんだ、前と比べてあざや痛みは落ち着いてる
『鬼太郎くんはいつまで学校に通うんですか？』
「そうじゃのぅ、6年と水木は言っておったが鬼太郎の成長は今の年齢じゃとゆっくりの時間になっておる、せいぜい３年かのぅ、３年たつと人間と成長を比較されるとボロがでる」
『３年ですか、あっという間ですね、』
そうか、３年か
どうなるかはわからないけど、
きっと鬼太郎くんを連れて旅にでるのはそのくらいだろう
「なーに、数年したら戻ってくる、その時は水木とともに迎えてくれ、」
『わかりました、待ってますっ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
