とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ45)

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妖怪退治ページ45

カラン、コロン、
カランコロン

「お主らついて来んでもよかったんじゃぞ？」

「何言ってんだ？鬼太郎の学校で妖怪が騒いでるんだろ？心配になるに決まってるだろ？」

『同じく、なんかあっても困りますし、』

「水木さんはともかく、姉さんは来なくてもよかったかと、、」

『ええ！？なんでっ！？』

そう、私たちは鬼太郎くんの学校とやらに来て
妖怪の仕業かもしれないので、偵察に来ている

「水木はともかく、お主はちと厄介じゃからのぅー」

『どういう意味ですか？』

「呪いを受けておるじゃろ？妖怪どもはそういうものに惹かれやすいからのぅ、ほれ、現に今も『ブンッ！』ぐしゃっ！
あ、うん、いや何でもないわい、、」

ゲゲ郎さんが私の後ろを指す前に、刀で追い払った

「なぁ、ゲゲ郎Aさんいても大丈夫だろこれ、」

「ふむ、そうじゃのぅ、逆にいてもらった方が安心かもしれんのぅ」

「姉さん、、、」

まぁ、柱ですからね、一応

校舎と言われる場所を見て回るがどこも異常がない様に思う、まぁ私は妖気とか感じにくいから何とも、、

ん？水木さん？

あ、まずいかもっ、

ドカッ！！

『水木さんっ！？』

何か影のようなものが見えた瞬間、私は水木さんの元に走り、水木さんを抱えて飛んだ

「水木！A！大丈夫か！？」

「姉さん！水木さん！」

『大丈夫です！水木さん怪我は？』

「あ、はい、あー、大丈夫だ、ちょっと色々ショック受けてるだけだから、」

『？？』

「いや、小柄な女性に横抱きされると、男としてのプライドが、ちょっとな、、」ズーンっ

水木さんは、落ち込んだ

あ、しまった咄嗟だったから忘れてた

『なんか、ごめんなさい、、』

「いや！助けられた訳だし、気にしないでくれっ」

私は水木さんをそっと下ろし、影の方に振り向いた

「ｸﾚッ………ｸﾜｾﾛｯ………」

「此奴、自我を失っておるな、」

「そう見たいです。父さん、この妖怪は？」

「ふむ、原型を留めておらんから何とも言えんのぅ」

『とりあえず、倒したらいいですか？』

私がチャキンッと刀を構えた瞬間、その影はこっちに無数の手を伸ばした

「ｵﾏｴ………ﾁｶﾞｳ………ﾄｷｶﾞﾁｶﾞｳ…………」

っ！？

時が、違う？

どういう意味！？

『どういう意味っ！』

「ｵｶｴ………ｼﾝﾃﾞﾙｯ……」

っ！？

グシャッ！

ゲゲ郎さんと鬼太郎くんの攻撃によって、その妖怪は消えた