とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ43)

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そろそろ起きてくれませんか？ページ43

あれから数時間

ビリビリ、ビリビリ、

うぅ、ちょっと待って足、足痺れてきたっ、

『ちょっ、ゲゲ郎さん、一旦退いてもらっても、ぃいですか？』

「んんー、なんじゃ？気持ちように寝ておったのにのぅ」

ゲゲ郎さんが、よっこいせと私の膝を触った瞬間

ビリッ！

『ひぃっ、ちょ、ゲゲ郎さん、さ、触らないでくださいっ！』

「？？」

ゲゲ郎さんは急に変な声を出した私を不思議そうに見ていた

「何じゃ？どうしたんじゃ？」

『ぐっ、あ、足、足痺れたっっっ』

「足が痺れる？？」

あ、待って、、

も、もしかして幽霊族って足痺れたりしないの！？

一応、説明

「ほう、難儀なもんじゃのぅ人間は、しばらくすれば治まるのか？」

『そ、そう、です、ねっ、ちょっと、触ったりしないでくださいね、』

「…………ウズウズ、」

えーと、確かしのぶちゃんが言うには、

ちょっとずつ動かしながら、撫でるだっけ？

ちょんっ！

『うひぃっ！ちょっとゲゲ郎さん！？』

いきなり触られたので、振り向くとゲゲ郎さんがわっるい顔をしていた

あ、これ、絶対意地悪してくるやつだ！

「ほぅ、面白いのぅ、ウヒヒ、ほれほれ！」ちょんちょん

『ぎゃあっ！ちょ、本当やめて下さい！ぎゃあっ！』

「柱でも足の痺れとやらには敵わんようじゃのぅ？」

ちょんちょん、ちょんちょん

ゲゲ郎さんは新しいおもちゃを見つけた！とでも言うようにめっちゃ痺れてる足を触ってくる

でもね、ごめんなさい、限界ですっ

『ちょっ、ほんと、ほんとにっ！やめてくださいっ！』しゅっ！ドカッ！

「ぶほっ！」

あ、しまった

つい、癖で蹴っ飛ばしてしまった、、、

『わぁっ！ゲゲ郎さんごめんないっ！大丈夫ですか？』

慌ててゲゲ郎さんに駆け寄る

ゲゲ郎さんは、襖のところまで吹っ飛び
逆さ向いて、こちらを見ていた

「ぐっ、相変わらずの馬鹿力じゃのぅ、わしも油断しておったわ、なーに大丈夫じゃよ、」

馬鹿力って、失礼なっ！

『そ、そもそもゲゲ郎さんが悪いんですからね！』

「わかっておる、わしもすまんかったのぅ、さーてそろそろ買い物に出かけんとな、Aも行くじゃろ？」

『あー、そうですね、鬼太郎くん帰ってきた様のおやつの材料を買わないと、』

「今日は何を作るんじゃ？」ひょいっ

ゲゲ郎さんは、すくっと立ち上がった

『今日は、ぱんけーきです、』

「っ！ま、またか！？」

『要らないならゲゲ郎さんだけ抜きで、』

「嫌じゃっ！嘘じゃ嘘！」