手を組む ページ5
遠くから見ると、写真の女性が見えた
なるほど、かなりの美人だ
「そうか、」
「話したぞ、早よう出してくれ」
「あ？あぁ、明日な」
水木さんはそういうとさっさと着替えて寝床についた
「お主、騙したのかっ」
「人が良すぎるっ」
えー、えー、嘘でしょう？
ゲゲ郎さんって人めっちゃ水木さん睨んでるけど、
て言うかこの人わたしのこと忘れてるでしょ！
ど真ん中に布団敷くとか！
私どこで眠るのよ！
ちらり
あ、背を向けて寝た、、え、寝た？
はぁ、私は隠していた刀を抱えて
膝を立てて眠った
宿がない時の野宿ではいつもこれだったし
室内ってだけでもましか
私はゆっくりと意識を飛ばした
ガチャっ
っ！？
スッ、カチャッ
「お主、気づいたのか？なるべく音は立てんようにしたんじゃがのぅ」
ゲゲ郎さんが、牢屋の鍵を外した音だった
『少しの物音でもわかりますよ、普通の人より敏感なので』
「そうか、どうする？止めるか？」
『いえ、嘘をついたのはその人ですから別に』
ゲゲ郎さんは、水木さんを布団ごと持ち上げ
檻にいれた、鍵はせずに
「さてと、お主もくるか？」
『は？』
「いい湯じゃのぅ、すみませんな」
ゲジゲジ、かかかか
ゲゲ郎さんは温泉に
私はそばに立っている
『いや、あのー、なぜ温泉？しかも、河童いるし、、』
「なんじゃお主、見える側か？」
『まあ、一応、、』
「お主、わしと協力せんか？」
『はぃ？協力？』
「お主は、見たところ腕が立つようじゃし、お主も感じておるのではないか？」
『まぁ、あっちの浮島からたたならぬ物は感じますが、、』
そんな話をしていると
「ゲゲ郎ーっ！Aさーん！」
あ、水木さん、、
「お前らっ、勝手にどっか行くなよ！本当ならお前を出してもらうようにお願いするところだったんだぞ！」
「くそっ、晴れて来やがった、いいかここで待ってろ！」
「承知、早よういけ…………とんだ邪魔が入りましたな」
けけけけけけ
その後、私は村を散策していたが
船乗り場にいくと、ゲゲ郎さんと気絶している水木さんに
出会した
「おお、お主か」
『え、水木さん大丈夫ですか？』
「なーに、ちょっと妖気に当てられただけじゃよ？」
え、ちょっとなのか？
はぁ、ありゃりゃ、顔色悪いなぁ、しかも鼻血の後
私は水木さんのおでこに手を乗せた
次の瞬間
ピカッ、
『「！？」』
え、なにっ！
なんか、緑っぽい光放ったんだけど！
あ、でもなんか水木さんの顔色ましに、、
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
