でぇーとじゃな！ ページ37
「せっかくですし、出かけたらどうかしら？」
「そうだな、その方がいいって、電話だな、」
水木さんはよっこいしょと電話に向かった
『でも、』
「ふふ、それに言ってたじゃない？綺麗な着物をきてパンケーキを食べたいって、丁度いいと思うのよ！」
あー、それは、まぁ確かに、、
「悪りぃ、職場からの呼び出しだ！」バタバタっ！
水木さんは荷物を持って走って行った
「あらあら、それじゃあ私達だけでも、」「うわあああんー、」あら！鬼太郎がないてるわね！」
鬼太郎くんの泣き声がしたので、岩子さんはそっちに向かった
「ごめんなさいね、鬼太郎がぐずっててとても外に行けそうにないわ、、」
『あ、なら着替えて来ますね！』ガシッ
『な、なんですか？ゲゲ郎さん？』
「ならば、わしと2人で行くかのぅ？」
は？、、、
という事です、、
「おぉ！Aよ、これなんかどうじゃ？」
ゲゲ郎さんが見せてくれたのは、桜の簪だった
いや、なに簪どうとか言ってんだこの幽霊族、、、
『ゲゲ郎さん、知らないかもしれませんが、簪を女性に贈るというのは「結婚してくれ、じゃろ？」え、知ってるんですか？え、知ってて渡してます？』
「わしもそこまで世間知らずではないぞ？」
『じゃあ、結構です、』スタスタ
「これ、またんか！先々行くでないっ！」
ゲゲ郎さんはすぐに追ってきたけど
ていうか、なぜ結婚の話しに？？
あなた岩子さん、奥さんいるじゃないですかっ！
あれか！白髪の人はこう、一夫多妻じゃないとダメな掟でもあるのか！？
あの派手な人も3人嫁いたし、、
ちらっ
「おぉ、これも良いのう、んん？じゃがこっちか？」
また、簪見てるし、、
ゲゲ郎side
「では行って来る、」
「あ、あなたっ！」
「ん？どうしたんじゃ？」
「いいですね！必ずAさんを落としてくださいよ！こっち側に引き入れてくださいね！」
「うむ、任せるのじゃ！」
家を出る前に、岩子に落とせと言われたが
なかなか難しいのぅ
Aは簪に、興味はないようじゃし
結婚の話をしても普通の女子(おなご)と違い、全く顔を赤らめることもない、、
ふむ、戦場に身を置いておったからかのぅ？
『ゲゲ郎さん、早くぱんけーきなるもの食べたいんですけどー、』
「ん？おぉすまんすまん、では向かうかのぅ、」
岩子、すまん、
わしにはどうにも落とすことが出来んようじゃ、、
手強いのぅ、、
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
