とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ33)

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お見合いじゃとっ！？ページ33

ゴソゴソ、ガサガサ
『とりあえず、言われたもの買ってきました、岩子さんが帰るまで置いたままでいいんですかね？』

「そうじゃのぅ、お主も勝手がわからんじゃろ？岩子や水木が帰って来てからでよい、ほれ、少し茶にでも付き合ってくれんか？」

『じゃあ、お茶淹れますねー、鬼太郎くん火を使うからゲゲ郎さんと待っててねー』

「やっ！」

「ほれ鬼太郎行くぞー、」

やっやっ！と暴れる鬼太郎を強引に連れていくゲゲ郎さん、まぁ、私の足の近くをうろちょろされると危ないし、いっか

その後、まったりとお茶を飲んで過ごした

水木さんや岩子さんが帰宅したので、一緒に夕食の支度を手伝って、ご飯を食べていると
人一番早く終わった水木さんが、真剣な顔をして口を開いた

「Aさん、すまんっ！俺の職場の松崎ってやつとお見合いしてくれないか？」

『はい？お見合い？』

「水木っ、、お見合いとはどういうことじゃ？」ズモモッ

「水木さん？一体全体どういうことですか？」ズモモッ

あ、岩子さんとゲゲ郎さんが水木さんに詰め寄ってて、水木さんがめっちゃ冷や汗かいてる、、

「う、実は、、」

ずずずっ
『あー、助けましたね、今日の昼間に、、』

ぐにーんっ！
「お、ぬ、し、はっ！あれほど無茶をするなと言っておるじゃろ！」

『ひゃっへぇ、ほほはれへはほへ』

ゲゲ郎さんは話を聞くと、私のほっぺをぐにーんと引っ張った、これ地味に痛いっ

「はぁ、Aさん、お願いだから危ないことに首を突っ込まないでくださいっ！」

岩子さんにも怒られた、なぜ？

『はーい、気をつけますっ、、』

「して、水木よ、断れっ！」

「無茶言うなよ！松崎は社長の息子で、社長も俺の知り合いなら是非って断れないんだよ！！」

「そんなもん、断るんじゃ！」

「断ったら俺の首が飛ぶわっ！！」

「岩子っ！！何とかならんのか！？」

「うーん、そうね、でも社長の息子さんなら蔑ろには出来ないわね、それか一度お会いして、お断りするのは有りじゃないかしら？」

『まぁ、会うだけならいいですよ、』

「じゃあ決まりですね、水木さんいつになるんですか？」

「あ、はいっ、えと今週の日曜日に俺の家に来てくれます、」

「そう、わかりました、Aさんとりあえず前日にお着物かお洋服を買いましょう？流石にその服装では場違いですし、、」

『え？あ、はい、わかり、ました？』