天使に会いました！ ページ32
水木side
「も、戻りましたー」
「おう、松崎おかえり、どうだった商談の方は？」
ドサリっ
松崎は、血液銀行の社長の息子で仕事はまぁ、そこそこできる、偶に抜けてるが、、
というか、どうした？
元気がないと言うより、ぼっーとしてる？
「おい、松崎どうした？」
「水木さん、ぼくは、、ぼくはっ！初めて天使というものにお会いしましたー！！」ガシッ
「は、はぁ？天使？」
何言ってんだこいつ？
「その、裏路地で化け物に襲われたんですけど、可憐な娘さんが助けてくれたんですっ！！」
「化け物？え、つか娘さんが助けてくれたのか？すごいな、」
「はい、お礼として食事に誘ったんですけど、断られて、……………って、そうだ！僕が血液銀行って言ったら、水木さんの？って言ったんですよ！！水木さん！！その天使と暮らしてるって！！紹介してくださいよ！！」
「は？暮らしてるって、そら岩子さんか？黄色いワンピースの？」
「いえ？なんか、桜模様の羽織をきて中には学ラン？ていうですかね？それ着てましたよ？」
あー、待ってくれ
それ、1人しかいねぇ、、Aさんじゃねぇかっ！
何してんだあいつ、、
「あ！その顔知ってるんですね！その人彼氏とか結婚してますか！？」
「あー、一応うちに居候というか世話をしてて、知ってまね、。」
「なら！話は早い！お見合いをさせてください！！僕一目惚れしたんです！子どもがいようが関係ありません！！とりあえず、父に報告して来ます！」
「は！？ま、まて松崎っ！！」
あ、社長室に行ってしまった、、、
え、嘘だろっ！？
Aさんになんて言えばいいんだっ！
いや、何よりAさんより厄介なのが、2人、いや3人か？いるんだよっ！
「あー、今日ほど帰りたくないって思ったことねぇわっ」
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ガラッ
『ただいま帰りましたー、』
「かえたー！」
「おぉ、おかえりAに鬼太郎ー、ん？鬼太郎、また抱っこしてもらっておったのか？」
「やっこー！」ぎゅっ
「鬼太郎は、お主の抱っこが好きなようじゃな、ほれ鬼太郎父にも抱っこさせてくれんか？」すっ
「やっ！ねーたん！ねーたんなの！」ぎゅっ
「ガーン、、ち、父の抱っこは嫌か、、ぐずっ」
ははは、そういえば鬼太郎くんは事あるごとに私に抱っこをせがむんだよねー、なんでだろ？
まぁ、可愛いからいいけど
半泣きのゲゲ郎さんを無視して、炊事場に向かった
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
