柱の力 ページ27
「っ！待つんじゃっ！Aっ、左腕を、触っちゃい、いかんっ！」ぐぐぐっ、しゅるるる
ゲゲ郎さんは、髪で私の右手の動きを止めた
ギリギリっ、ギリギリっ、ピトッピトッ
「っ！あたなたっ、だめよ！Aさんの腕から血がでているわっ！」
「ぐっ、じゃが、わしの力だけでは抑えられんのじゃっ、岩子っ！」
「Aさん、ごめんなさいねっ、」
岩子はそう言いながら、私の右手を抱きしめるように
掴んだ
「ううぅ、はぁはぁ、ああっ！」ぐぐぐぐぐ
「ぐっ、頑張るんじゃっ、もう少しじゃっ、」
「な、なんて力なのっ、」ぐぐぐぐ
幽霊族2人係の力でも抑えることが難しい状態に
俺は、唖然とした
じっと見ていると
Aさんを見ていると
右足にグッと力を入れて左足がゆっくり上がる
わかるっ
あれは、蹴りを入れる気だっ！
痛みで、理性がなくなってるのかっ？
岩子さんが危ないっ！
「岩子さんっ！」
俺は、鬼太郎を地面に置いて
Aさんの左足を抱えるように掴んだ
ドスッっ！
「「水木っ！/さんっ！」」
「くぶっ、げほっ、、ぐはっ、、(はっ、なんだよ、この蹴りはっ、ほんとうに俺と同じ人間かよっ、)だ、だいじょうぶだ、、そ、それより、いつまでだっ、いつまで抑え込めばいいっ、、」
「痛みは数時間と言っておった、」ぐぐぐ
「それ、てっ、」
「まだ、始まったばかりと、言うことじゃよっ！」ぐぐぐ
「くっ、これ、俺たちもつかっ、、」
「も、持たすしか、ありませんっ！」
『ふぅ、ふぅ、ふぅ、うぐっ、んんんっ！はぁ、かはっ、』
ぐぐぐぐぐぐ
俺たちは、Aさんにゆっくり、ゆっくりと引きずられる
その先には、日輪刀がある
「ゲゲ郎っ！Aさん、日輪刀を取るきだぞっ！どうするっ！」
「ぐっ、な、なんじゃとっ、、さすがに、刀を振り回されたら、わしらでも無理じゃっ、い、岩子すまんが、離れてくれっ、」
ゲゲ郎がそう言うと岩子さんはサッと離れた
その瞬間ゲゲ郎が、後ろからAを押し倒したっ
俺も押し倒された拍子に
Aさんから離れたっ
バタンっ！！
「い、岩子っ！刀をどこかに持っていってくれっ！」
「ええっ！」
岩子さんは刀と鬼太郎を連れて部屋を出た
『うゔゔゔっ、はなじでっ、』ガリガリ、ガリガリっ
「はぁ、はぁ、今の、お主を、離したら、刀で腕を切り落とすじゃろっ！、はぁ、すまんが出来ん、相談じゃ！」
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
