とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ26)

今日:108 hit、昨日:551 hit、合計:33,023 hit

無事に帰還ページ26

ズズズズ

空間に割れ目ができて、そこから出れば
いつもの水木さんの家の庭だった

「あなたっ、Aさんっ！おかえりなさいっ、無事でよかったわっ」

「かーえーり？」

「岩子、鬼太郎っ、帰ったぞ！」

水木さんはどうやら仕事のようだ

ゲゲ郎さんは、私を支えながら岩子さんを抱きしめていた

「そうなんですね、では私とこの人で抑えますから安心してくださいね！」

岩子さんに笑顔で言われた

えっ、だ、大丈夫なんだろうか？

ゲゲ郎さんを見ると同じく微笑んでいた

幽霊族だから大丈夫っていいたいのかな、、

夜-
「なぁ、俺は手伝わなくていいのか？」

「お主は、鬼太郎を頼むぞ、水木では跳ね飛ばされるのがオチじゃっ」

「いや、まぁそうかもしれないけどよ、、」

帰宅した水木さんに
事情を説明して、鬼太郎くんは水木さんに
預けて、2人は私を抑えることに専念するという

そこまで、痛みに弱くはないんだけど、
しのぶちゃんが言うくらいだからな、

「あなた、準備はいいですか？」

「ふむ、いつでも良いぞっ」ガシッ

ゲゲ郎さんは、私を後ろから羽交締めにし、
岩子さんは、薬を飲ます準備をしている

『あのー、何もそこまでしなくても、、』

「何を言っておるんじゃ、備えるに越したことはないじゃろ？」

「そうですよ、Aさん！では、行きますね、はいっ、あーんっ」

私は渋々、口を開けて粉薬を口に含み
岩子さんが水を飲ませてくれ
そのまま、薬を飲み込んだ

ごくんっ

『っ！はぁっ、、、うぐっ、かはっ！』

飲んだ瞬間
身体全身に痛みが走った
特に、呪いの腕は引きちぎれるような
溶かされているような痛み

ぐいっ！
「っ！ぐ、な、なんという力じゃっ、」ずるっ、ずるっ

「あなたっ！」

「おいおい、まじかっ、、」

水木さん達がないか言っているがそれどころじゃないっ

痛いいたいイタイイタイイタイイタイっ！

グググググっ、バンっ、バキッバキッ

私は、ゲゲ郎さんが背中にいるのも関係なく
ずるずると引きずり、腕を床につけて
痛みを逃す為、グッと床を握り締めた
その力加減ができないため、床に亀裂が入った

「「「っ！？」」」

「これほどとはっ、、っ！ぐっ、」

「(ゲゲ郎が、ここまで苦戦してるのを見るのは初めてだ、しかも、床に亀裂って、、)」

私は、特に痛む左腕に手を伸ばした
イタイイタイイタイイタイイタイイタイっ！