とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ21)

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呪いの悪化ページ21

ゲゲ郎さんが左手腕を見た瞬間に
表情を変えた

どうやら悪化しているみたいだ

「いつからじゃ、いつから痛みが酷くなったんじゃ、」

『………その、1週間前から、です、、』

「お、ぬ、し、はっ！なぜ早く言わんのじゃっ！」ぐにーん

『ひぇひぇほうさんっ、いはいれすっ、いはいれすっ』

ゲゲ郎さんは私の頬っぺたを思いっきり引っ張った

「わしはいつも言っておるじゃろ！痛みや違和感があれば言うてくれとっ！」

『だ、だって、少ししたら治るかと、、』

「はぁー、普通の怪我じゃないんじゃよ、頼むから何かあったら言ってくれ、対応が遅くなってからでは遅いんじゃよ、、」

ゲゲ郎さんは私の両肩に手を置いて項垂れた

それは、わかってるんですけど、、

「Aさん、この人の言う通りよ？本来なら死んでいてもおかしくない呪いなの、お願いよ、何か異変があったら教えて頂戴？」

「うー、おしえーる、おしえる、」ぺしっぺしっ

あぁ、鬼太郎くんにも怒られちゃった、、

『わ、わかりました。気をつけます、、』

ゲゲ郎さん達にしっかりと処置をしてもらった

この呪いは、消えるのだろうか、、

その夜
ゲゲ郎さん達が寝静まり、私もうとうとしていると

ジュクッ、じゅくじゅく、

左腕が、痛みとともに皮膚が焼けている
溶けているような感覚がした

『っ！ぃぃ、、っ、ぐっっ、はぁ、はぁ、ぅぅぅぅっ、ぁぁ！』

あまりの痛さにグッと、枕を握りしめた

「っ！、Aっ！、どうしたんじゃっ！、痛むのかっ？」

「あなたっ！」

「ううー？」

私の声に、ゲゲ郎さんがすぐに気がつき
私のところにすぐに来た

岩子さんも、鬼太郎くんも目を覚ました

「っ、！、かなりの熱を持っておるっ、捲るぞ！こ、これは、腕が、溶けかけておるっ！岩子、すぐに井戸仙人を呼んでくれ、それと可能なら氷じゃっ！」

「すぐに井戸仙人を呼んできます！氷もすぐに！」

バタバタ

「A、意識をしっかり持て！気を失うではないぞっ！」

ぐ、げ、ゲゲ郎さんも無茶言うなー

まぁ、でも、これぐらいの痛みなら

何度も味わった、、耐えれるっ

バタバタ騒ぐのに気がついた水木さんもいた

夜中に申し訳なさすぎる、、

その後、氷水に腕を突っ込まれて
井戸仙人の到着を待った

「こりゃまた、どえらいことになっとるなぁー、しかし、お前本当に人間か？本来なら気絶しとるぞー？まぁ、気絶したら狂骨になっておったが、、」

あ、そうなんだ、
だからゲゲ郎さん、必死だったんだ