え、ここ未来？ ページ3
沙代さんに、夜も遅いので家にいらして下さいなと
言うことで、お家にお邪魔しましたが、、
「沙代っ、誰ですっ？」
「お母様っ、えとAさんです。東京から来られたみたいですが道に迷ってらっしゃって、夜も遅いので」
「そんな見ず知らずの人をですか？しかもなんですかその日本刀はっ！」
『えと、これは趣味ですっ、刀の収集してましてっ』
あ、これ苦しい言い訳かもしれない、、
「と、東京の方では女性の刀収集が流行りだそうで！」
咄嗟に沙代さんも助けてくれた
「はぁ、今は時麿兄様が亡くなって、水木とかいう男に知らない白髪の不審者もいると言うのに、いいでしょう、長田っ！」
「はい、奥様」
「この物を、水木という人と同じところに」
「はい、すみませんがついて来てくれますか？」
この長田とか言うやつ、食えないやつだ
何か、隠してる、
私はその長田という人についていった
階段を上がると
男性が2人いた、1人は牢屋に、もう1人は部屋で寛いでいた
「すみませんが、この方も見張っていただけますか？」
「は？え、どちら様で？」
「さぁ、沙代様が連れて来た方です、」
「え、沙代さんが？」
その人私をじっと見て来た
ちなみに牢屋の人も背は向けているが
こちらを気にしている視線を感じる
長田という人は、それだけ言うと出ていった
嘘でしょう、え、この空気どうしろと？
「えーと、私血液銀行の水木といいます。あなたは？」
血液銀行？なにそれ、、
『あ、私は桜野Aと言います。そのー、なぜか気づいたらこの村の山で迷ってたみたいで』
「え、迷った？タクシーとか頼めばすぐ帰れますよ」
『え、たくし？なんですか？』
「は？いや、いくら田舎でもタクシーは知ってるでしょう？あー、ここには何できましたか？」
『………水木さんでしたっけ？』
「あ、はい」
『いまって、何年ですか？』
そう、私が違和感を覚えたのは沙代さんの家に
行くまで感じた、わたしの生きた時代には無いような
物ばかりだったから、
「今ですか？昭和31年ですけど、、」
『っ！？昭和っ！？』
はっ
年号が変わって、、私は大正1、2年よ、、
40年近く経ってるってことっ！？
「Aさん？」
『あ、いえっ、なんでもっ、、』
そんなことを考えていると、
食事が運ばれて来た
水木さんと私には
ご飯、味噌汁、焼き魚、その他のおかずがなった膳が
牢屋の男性には、ご飯と漬物という食事だった
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
