とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ19)

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見張りページ19

ゲゲ郎さんは宣言通り、
岩子さん、鬼太郎くんを連れて私の元へ

「ほれ、早よう寝るぞ」

「ふふ、Aさんお邪魔しますねー」

「あうあう？」

私の横に布団を敷いてさらにその横に
岩子さん達が眠った

これ、本格的に全集中できないじゃんっ、、

『もう、わかりましたよ、、大人しく寝ますっ』

私が不貞寝をした後
ゲゲ郎さんと岩子さんは笑っていた

それから数日が経って
自分で起き上がれるまでになった

といっても、布団から出られないけど

「残念じゃのぅ、」しょんぼり

「そうですね、私も食べさせるの楽しみでしたのに」しょんぼり

『2人揃って残念そうにするのやめてくれませんか？』

「しかし、おぬしちと治りが早うないか？」

「そうですねぇ、人間ですと結構時間かかるはずですけど、、？」

『まぁ、鬼殺隊なので、、』

鬼殺隊の柱ともなれば個人差はあれど
回復は早い
私は柱の中では、回復が早かったですし、、

それからさらに数日が経ち
私は自分の脚で立てるようになったのだが、、

「まだ1人では部屋からでてはダメですからね？」

「そうじゃぞ、厠へ行く時はわしか岩子が連れていくからのぅ、呼ぶのじゃぞ？」

と言われるも厠へ行くたびに呼ぶのは
申し訳なさすぎる

私は厠に行きたくなったので
襖をあけた

するとそこには鬼太郎くんがいた

「う？……………とーたんっ！！！」

「どうした鬼太郎って、おぬし、1人で何処に行く気じゃ？」

『あ、厠に、、』

「何度も注意しておるではないか、1人で部屋を出ては行かんとっ！鬼太郎を見張りに置いて正解じゃな、ほれ、厠に行くぞ」

ゲゲ郎さんに手を引かれて厠に連れて行かれた

あ、もちろんゲゲ郎さんは外で待機してます、

でも、まさか、鬼太郎くんが見張りとは、、
しかも、もう喋ってた

幽霊族の成長侮れない

その後も
「とーたん！」「またAかっ！」
「かーたん！」「またですかAさん！」

何かあって部屋を出ようとすると
鬼太郎くんが2人の名前を呼ぶため

本当に何もできない

『あの、本当にもう大丈夫なんで、放っておいてもらっても』

「何を言っておるんじゃ！人間という生き物は脆いんじゃぞ！？」

「何を言っているの！？何かあったらどうするんですか！？」

いや、私そこまで脆くないってば
柱だし、、

それから、しばらくの間は見張りが続いた