呪い ページ15
水木side
『ふっ、、や、め、て、っ、、やぁだ、』
夜中、不意に人の声が聞こえた
隣の部屋は確かAさんかっ
俺は慌てて部屋を見に行った
ガタッ
「ゲゲ郎っ？」
「水木っ、すまん起こしたか？」
そこには上体を起こしたして、
ゲゲ郎と取っ組み合いをしていた
「え、起きたのか？」
「いや、呪いじゃよっ、ぐっ」
「呪いっ！？」
「狂骨の呪いじゃ、左手足のあざには狂骨の怨念が刷り込まれおる、じゃから意識がないがこうやって起きて動くのじゃ、毎夜のことじゃから気にするでないっ、、ぐっ、さ、さすが柱じゃっ、強いのう」
ゲゲ郎が苦戦するってどんだけ力強いんだよっ
「毎夜だと？」
「そうじゃ、夜になると起き上がる、じゃからわしや岩子が交代で、見張っておるっ、、ぐっ、A落ち着くんじゃっ、お主の前におるの鬼じゃないぞっ、」
鬼、、そう言えば、鬼殺隊は鬼を滅するとか言ってたか
『ぐっ、おに、、っ、はぁっ、ぐっ、はぁ、』ドサッ
「おおっと、ふぅー、なんとか乗り切ったのぅ」
途中で倒れたAさんをゲゲ郎は抱き止めて
布団に寝かしつけた
「アザが完全に消えるまでは、続くじゃろうな」
「あざがって、、数年かかるだろ？」
「ま、そうじゃのぅ、地獄にあるという秘薬ではない限り数年か一生消えぬあざになるかじゃな、、」
「一生って、、」
「わしや、岩子、砂かけも協力して地獄に働きかけてはおるが、なかなか難しくてのぅ」
そうな、んだ、
地獄、、
「なーに、後はわしに任せておけ、ほれ、水木はよう寝んと明日起きれんぞー」
ゲゲ郎に促され俺は寝床についた
ゲゲ郎side
閻魔大王にお願いはしておるが、
秘薬を使う許可は降りたが、秘薬を作るのに時間がかかる
数年後かもしれんのぅ
ぎゅっ
「これこれ、そんなに握っては血が出てしまうぞ」
Aはよく手を握り締める
それも、皮膚が破け血が出るほどに
何か、怒りや悔しいことがあったのじゃろう
人が手を握り締める時は、怒りや悔しい時に多い
「早よう起きて、話を聞かせてくれ、お主がここまで戦った相手は誰じゃ？」
「それに、わしはまだお礼を言えてないんじゃよ」
わしは、Aの手を握った
ぐぐぐっ
「痛いのぅ、じゃがお主の手が傷つかんのじゃったら、わしの手をいくらでも傷付けてもよい、わしは幽霊族じゃ、これくらいの傷すぐに治るからのぅ、、
にしても、力強いのぅ、、わしの手の骨折れたんじゃが、、」
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月4日 9時
