とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ13)

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早く起きてくれページ13

水木side
俺たちは、隣の村に到着して砂かけばばの所に向かった

「まぁっ！Aさんっ！何酷い怪我をっ、、わ、わたくしを助けてくれたのに、沙代はなにもっ、、」

「沙代嬢、すまんが布団を敷いてくれんか？砂かけばばよ、井戸仙人の元に向かいたいんじゃが」

「うむ、鏡じじぃを使ってきてもらうようにしようっ」

沙代さんはすぐに布団を敷いてくれた
砂かけばばもすぐに呼びにいった

「あなた、」

「岩子、起きてよいのか？」

「ええ、とても調子がいいの、Aさんだったかしら、私、まだお礼を言えていないの、だからっ」

「わかっておるっ、わしもまだお礼が言えておらんのじゃ」

「ゲゲ郎様、どうか、どうかAさんを助けてくださいっ！」

「沙代嬢ちゃん、わしも全力を尽くそう」

その後、井戸仙人が到着した

「なんだこれわっ！よう生きておるのう、此奴ほんとに人間かっ？普通だったらとっくにくたばっとる傷じゃぞ？」

「っ！まぁっ！」

「これっ！クソ爺！縁起の悪いことを言うでないわっ！」

「うるさいっ！クソ爺！んん？此奴、血管の筋肉を自分で動かしておる、、此奴人間技じゃないのぅ、なるほど、この大きな怪我でもきいとる訳か、自分で血管の筋肉で止血しとるわいっ！服を捲るぞー」

ペラっ

てっ、おいっ！俺らいるんだけど！
って、、は？、、な、何だよこの古傷

「なんだぁ！？此奴、人間の娘のくせになんじゃこの古傷は、皮膚が抉り取られとる、これは、火傷か？、こっちは引っ掻かれておる、、」

俺らがまたのは、背中、腹、胸、古傷の数の多さに驚いた
俺の傷が霞ほどの怪我の量

沙代さんは、あまりの光景に両手で目を隠していた

「壮絶な思いをしておったのじゃな、、、17歳の女子がつけていい傷ではないっ、、辛かったじゃろうなっ、痛かったじゃろうなっ、苦しかったじゃろう、、」ポロポロ

「あなたっ、しっかりしてくださいっ、」

「じゃが岩子っ、17じゃぞ？それも女子じゃ、それが、この様な消えぬ傷を背負っておったんじゃ、それをわしらは強いからと、任せてしまったんじゃぞ？」

「そうね、だから生きてお礼を言わないとっ、生きてもらわなきゃ」

「そうじゃな、、」

ゲゲ郎は、涙を拭った

鬼殺隊って、なんだよっ
柱って、なんでこんな大怪我をっ、、

Aさん、早く起きてくれっ！
それで、教えてくれ、鬼殺隊とは何かをっ