とりあえず、解放して下さいっ！ (ページ2)

今日:334 hit、昨日:590 hit、合計:32,698 hit

ここはどこですか？ページ2

「勝ったんだ、鬼舞辻無惨に勝ったんだぁぁ！！」
「うわああああ！！」
「やったぁぁぁぁ！！」

周りが、勝利に歓喜している中
私は意識が朦朧としていた

鬼舞辻無惨との闘いで
私は左腕を持っていかれ、内臓も深く損傷し
出血多量の状態だった

きっと、しのぶちゃんが見たら大慌てだよね
もう居ないけど、、

「Aさんっ！は、早く止血をっ」

『はぁ、はぁ、た、たん、じろう、くん、はぁ』

「後藤さんっ！」

「はいはいっーって、まじかよっ」

『はぁ、はぁ、たんじろうくん、わ、かるよ、わたし、もう、だめだよ、』

「そんなっ、まだ、まだ止血すればっ」

『ねぇ、きいて、わたしたちの分まで、幸せになって』

「っ、、はぃっ、なり、ます、から、だからっ！」

炭治郎くんが何かいってるが、ドクドクと脈打つ左手に
徐々に寒くなってきて、意識が保てない

あぁ、これが死というとのものか、、
生まれかわったら、闘いのない世界がいいなぁ、、

「Aさん、、嘘だろっ、、Aさんっ！！」

没年 17歳

って、死んだはずなんですが、、ここどこですか？

ふっと目が覚めると
隊服に刀を握っていて、左手も付いていた

『えーと、確か死んだと思ってたんだけど、しかも夜だし、、えー、ここどこ？』

私はとりあえず、歩き出した

なんか、気のせいかな？
前より妖怪というものが多く見えるんだけど、

小さな頃から妖怪と呼ばれるものを見て来た

だが、ここはそれ以上にいる

『あ、何これ？人工的に作られた穴？哭倉村？、、待ってこんな山奥に、こんなもの、、とりあえず進むか』

私は腰にかけた刀をいつでも抜刀できるようにしながら
進んだ

その穴倉を抜けると、村が見えた

『え、ちょっ、まって、、え？これ、しのぶちゃんが言ってた、じどうしゃ？こんな村に？』

待って、訳わかんない

「あの、どちら様ですか？このような村に何か御用ですか？」

声のした方を見ると
私と同じ歳の女の子がいた

『あ、すみません。道に迷ってしまって、』

「まぁっ、夜も遅いですのに、どちらからいらっしゃったんですか？」

『えと、東京からです。』

「まぁっ！東京からっ、どこかに向かうところでしたの？」

『あ、はぁ、まぁ、、』

死んだはずが、いつのまにかここになんて言えない

「あ、わたくし沙代と申します。貴方は？」

『沙代さん、ご丁寧に私は桜野Aと言います。』