帰りましょうか ページ8
「姉さん！、」
後から鬼太郎くんも走ってきた
『あれ？鬼太郎くんも、どうしたの？』
「姉さんが居なくなったので、父さんが慌てて外に飛び出したので、追いかけきたんです。」
あ、よく見るとゲゲ郎さん裸足だ、
『ごめんなさいね、ゲゲ郎さんすぐに帰るつもりだったんだけど、、』
抱きついて、私のお腹に顔を埋めるゲゲ郎さんの背中に手を当て促すと、ゆっくりと顔を上げた
「急に居なくなったから、わしが、怪我をさせたからかと、、」
あー、頬の傷忘れてた
『あの時は慌ててたし、気にしてませんよ、それより出かけるなら言ったら良かったですね、とりあえず帰りましょう？』
ゲゲ郎さんにそういうとゆっくりと頷いた
奥から、おじさんがお釣りを持って来たのでそれを受け取った
「おー、鬼太郎の坊主！元気そうだなー！ん？そっちの白っこいのは？」
『えと、鬼太郎くんの親戚の子です！ちょうど遊びに来てて、私を追いかけて来たみたいで、そろそろ帰りますね！』
私は慌てて嘘をついて、ゲゲ郎さんと鬼太郎くんの手を引いて、その場を後にした
チラチラ、チラチラ
周りからの視線が、、あっ！ゲゲ郎さん裸足だからか！
『ゲゲ郎さん、ちょっと失礼しますね、』ひょいっ
「っ！？な、何をするんじゃ！わしは1人で歩けるぞ！」
私は、慌ててゲゲ郎さんを抱き上げたがゲゲ郎さんは、歩けると暴れる
『ダメですよ、今のゲゲ郎さん裸足じゃないですか、私が抱っこするので、辛抱してください、』
「うっ、、」
そういうとゲゲ郎さんは、大人しくなった
ゲゲ郎さんは、私の首に手を回して肩に頭を置いた
「のぅ、お主ら居なくなったりせんか？」
不意に、小さな声でゲゲ郎さんが言った
『居なくなりませんよ、私も鬼太郎くんも、水木さんもずっと居ますよ？』
「そうか、」ぎゅっ
ゲゲ郎さんは、それだけ言うと私の肩に顔を埋めた
しばらく歩くと、ゲゲ郎さんから小さな吐息が聞こえてきた
「父さん、眠ってしまいましたね、」
『そうだね、走り回って疲れたのか？』
「多分、そうだと思います。あと色々な人にぶつかったりしててんやわんやでしたから、」
あー、なんとなく想像が、、、
「姉さんも、次から出かけるときは父さんに一声かけてから出掛けてください、」
げっそりとした鬼太郎くんを見て、今度から出掛けるときはゲゲ郎さんに一声かけようと誓った
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impotantanoath0(プロフ) - 雪見大福様、コメントありがとうございます！休日を使ってちょこちょこと更新してまいりますので、気長に待っていただけましたら幸いです！ (4月6日 22時) (
レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - すごく面白かったです！これからも無理せず頑張ってください、更新をお待ちしてます (4月6日 21時) (レス) @page30 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月24日 21時
