外は人がいっぱい ページ7
「父さん！あ、水木さん！」
固まったゲゲ郎の後ろからひょこっと顔を出した鬼太郎
「お、鬼太郎おかえり、」
「あ、ただいま帰りました、水木さん姉さんってどこにいますか？父さんが、ずっと探してて、」
「あー、(鬼太郎に懐くと思ってたんだが、Aさんが居ないとだめかー、)Aさんなら夕飯の買い出しだ、すぐに戻ってくるとは思うが、」
「あ、そうなんですね、父さん僕と一緒に姉さんの帰りを待ちましょう？」
水木の言葉に鬼太郎は納得すると、ゲゲ郎の手を引いて居間に行こうとしたが、ゲゲ郎は鬼太郎の手を払った
「お、置いていかれたんじゃ、、わ、わしが、Aに、怪我をさせたからっ、」泣
突然泣き出したゲゲ郎に、鬼太郎も水木も目を見開いた
「いやだから買い出しだって、」
「うぅ、Aっー！」バタバタ！
「えっ！父さん！？」
慌てて走り出したゲゲ郎に鬼太郎と水木は慌てて後を追った
ガラガラ！
「ええ！父さん！裸足で外へ、、水木さん！僕父さんを追います！」
「おー、嘘だろ？そんなにAさんに懐いてたのか？ゲゲ郎、、」
水木は、ゲゲ郎と鬼太郎が出て行った玄関前でそんな事をボヤいていた
がやがや、ざわざわ、
「今日はカレーかね？」
『ふふ、おじさんもわかっちゃいます？』
「材料がねぇ、にんじん、じゃがいも、玉ねぎに、生肉店で買った肉があって、極め付けにカレー粉が見えとるからなぁー」
『あはは、それはわかっちゃいますねー』
「水木の坊やは仕事かい？」
『溜まった仕事があるみたいで、部屋に篭ってますよー』
「そりゃ大変だ、これ水木の坊やに頑張っとるから渡しておくれ、お下がりだが煙草だ、」
いつもの青果店のおやじさん、水木さんとは小さい頃から知り合いだそうで、よく世間話をしている
青果店のおやじさんから、使いかけの煙草をもらい買い物籠にいれた
「あー、お釣りがあるから少しまっててくれー」
おやじさんはそういうと奥に引っ込んだ
「じゃー！」
んん？
なんか、遠くの方から声が、、
「Aっーーー！どこじゃーー！」
んえっ！
ゲゲ郎さんっ！？
声のする方へ振り向くと、家にいるはずのゲゲ郎さんがこっちに向かって走ってきていた
その後ろには、鬼太郎くんもいた
「Aっ！」ぎゅぅぅぅぅ
『うっ、ゲゲ郎さん？どうしたんですか？』
ゲゲ郎さんは、私を見つけると腰にギュッと抱きついた
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impotantanoath0(プロフ) - 雪見大福様、コメントありがとうございます！休日を使ってちょこちょこと更新してまいりますので、気長に待っていただけましたら幸いです！ (4月6日 22時) (
レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - すごく面白かったです！これからも無理せず頑張ってください、更新をお待ちしてます (4月6日 21時) (レス) @page30 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月24日 21時
