少し打ち解けたかな？ ページ4
その後も押し入れから出ることはなかった
水木さんは、食器は洗うからゆっくりしてくれと言ってくれたので、お言葉に甘えてゆっくりしている
『ゲゲ郎さん、お腹空きませんか？』
「………」
だめかっ、、
んんー、こういう時はあまり声掛けない方がいいのかな？
カナヲの時も結構そっとして置いて徐々にって感じだったし、でもカナヲの場合とは違うしなー、
不意に、押し入れから血の匂いがしたので慌てて襖を開けた
「っ！？ぐっ、、」
そこには自分の腕を噛んでいるゲゲ郎さんがいた
『ちょっ！何してるんですか！？そんなにお腹減ってるなら食べてくださいよ！』
「い、嫌じゃあっ！お主ら人間は信用ならんっ！毒でも盛っておるんじゃろ！？」
毒って
そう、ゲゲ郎さんは人間にそんなことされて来たんですね
私は、置いてあるお握りを手にとり、一口食べた
「っ！？」
驚いた顔をしているゲゲ郎さんがいたけど
『ごくんっ、ほら？私が食べても大丈夫でしょう？毒なんて入ってないですよ、』
「っ、、ぐぅぅぅぅ〜っ！、」
ゲゲ郎さんの腹の虫が鳴った
ゲゲ郎さんは、ゆっくりと私の持っているおにぎりを奪うと貪り食べた
よほどお腹が空いてたんだなぁー
ってそうだ、救急箱っ
ゲゲ郎さんが食べている間に、タンス？の上にある救急箱箱を取った
ゲゲ郎さんを見るとおにぎり、味噌汁、卵焼き、全て完食していた
ふふ、よかった、
『完食してくれたんですね』
「っ！べ、べつにっ、」
『ふふ、ほら今度は傷の手当をしましょう？痛いでしょう？』
「っ！」
ゲゲ郎さんは、驚いた顔をしたが特に抵抗なく手当をさせてくれた
『はい、これで終わり、』
「………とう」
『ん？』
「…ありがとっ、」
ゲゲ郎さんはそれだけ言うと、押し入れに入って襖を閉めてしまった
少し打ち解けたかな？
ゲゲ郎side
なんじゃあの女子はっ///
気がついたら人間の家におった、慌てて逃げようとしたがわしが動くより早く女子がわしを捕まえた
女子の力じゃ、すぐに抜け出せると思ったが力が強かった
髪の毛を伸ばして怯んだ好きにここに入った
女と男はわしに親切にするが信用ならんっ！！
じゃが、飯はうまかった
それに、わしが空腹を我慢して腕を噛んでいたが、女子が手当をしてくれたっ
するりっ
わしは包帯を撫でた
優しい人間なのか？
あの女子は、とても暖かいっ、、、
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impotantanoath0(プロフ) - 雪見大福様、コメントありがとうございます！休日を使ってちょこちょこと更新してまいりますので、気長に待っていただけましたら幸いです！ (4月6日 22時) (
レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - すごく面白かったです！これからも無理せず頑張ってください、更新をお待ちしてます (4月6日 21時) (レス) @page30 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月24日 21時
