記憶がない ページ26
「お主っ、覚えておらんのか？」
『だ、誰かと勘違いしてるんじゃ、ご、ごめんなさいっ！し、失礼しますっ！』
私は慌てて、お店から出ていった
あっ、しまった
お酒とタバコ、、まぁいいや、どーせ寝てるだろうし
明日、また買いに行けば、、
水木side
ゲゲ郎は、出て行った女子中学生の方を見つめていた
「ゲゲ郎、どういうことだ？あれはAさんなのか？」
「そうじゃ、魂に目印をつけておったんじゃが、その目印じゃったんじゃが、どうやら記憶が無いようじゃのぅ、まぁそのうち思い出すと思うが、、
しかし、なぜこの店に？」
ゲゲ郎は首を傾げていた
「なんだ？何かおかしいか？まぁ確かに女子中学生が来そうにない店ではあるが、、」
「何じゃお主も気づいておらんのか？ここのお店は、妖怪御用達の店じゃぞ？」
「は？」
すると奥からおばあさんがやってきた
「おや？Aちゃんは？親父殿、まさか驚かしたのかい？」
「酷いのぅ、わしではない、千ばあやAを知っておるのか？」
千ばあと言われたばあさんはどうやらAさんを知っている様子だ
「知っておるとも、数ヶ月前からかねぇお酒とタバコを買わないとお父さんに殴られるから買わせて欲しいっと言って来てねぇ、人間の子供では買えないお店が多いだろ？
だから、ここを見つけて来たらしくてなぁ、今日も怪我をしていたからねぇ、食べ物も一緒に渡そうと思ってたんだが、、」
千ばあの言葉にゲゲ郎は、ズモモッと空気が重くなった
「何じゃと、、、ほぅ、その父親とやはには一度挨拶に伺うかのぅ？
じゃが、その前に千ばあよそれを貸してくれんか？わしが驚かした様なもんじゃ、わしが代わりに渡して置こう」
「ん？そうかい？なら、お願いしようかねー」
ゲゲ郎は、千ばあから袋を受け取ると行くぞ、と言って店をでて、Aさんの後を追いかけた
どーしよ、帰りたいけど
部屋に入る前に、玄関で聞き耳を立てるとお父さんはまだ起きている
このまま入れば、また暴れてしまう、、
私は、そっと家から離れて近くの公園のベンチに座って悩んでいた
このままここにいると、補導されかねないし、、
んー、どうしよう、、
カラン、コロン、カラン、コロン
「おぉ、おったぞ水木ー！」
「見ればわかる、」
そこには、さっきお店であったサラリーマンの人と白い髪の人がいた
私はスカッと立ち上がって、方向転換をして走った
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impotantanoath0(プロフ) - 雪見大福様、コメントありがとうございます！休日を使ってちょこちょこと更新してまいりますので、気長に待っていただけましたら幸いです！ (4月6日 22時) (
レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - すごく面白かったです！これからも無理せず頑張ってください、更新をお待ちしてます (4月6日 21時) (レス) @page30 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月24日 21時
