とりあえず様子見です。 ページ3
「っ！」
ゲゲ郎さんが、目を見開いたがそのまますり抜けて押し入れに隠れてしまった
「Aさんっ！大丈夫かっ！？」
慌てて水木さんが駆け寄ってくる
『大丈夫です、ちょっと頬が切れただけなので、それよりゲゲ郎さんどうしましょう？記憶ないみたいですね、』
私は頬の血を拭って、襖からこっちの様子を伺うゲゲ郎さんを見た
「あそこまで拒否されてたら、流石に無理だなぁ、少し様子を見るかぁ、まぁ腹が減ったら出てくるとは思うが、」
水木さんは頭を掻きながら、ため息を吐いた
貴重な休みにまさかの事態、、
鬼太郎くん、早く帰って来て欲しい、、
その後も、襖からちらっとこっちを見てはいるが、話しかけても睨むだけで何も反応がないためとりあえず、放っておくことにした
昼が近づいてくると
ぐぅぅぅぅ〜、ぐぅぅぅぅ〜
襖の方から大きな腹の虫が鳴いた
私と水木さんは、音の方に向くとお腹を抑えているゲゲ郎さんがいた
きっとお腹が空いたんだろうなー
『ふふ、ゲゲ郎さんお腹空いたんですね？』
「っ！？べ、別に減っておらんわっ！！人間っ！！」
キィーー、シャーーッと動物のように警戒するゲゲ郎さんに普段より可愛らしいと思ってしまった
『ちょっと待っててくださいね、すぐにご飯を用意しますね、水木さんはゲゲ郎さんといてください。』
「俺も手伝うぞ？」
私は水木さんの耳元で話した
『もしかしら、逃げてしまうかもしれませんし、いて下さい。』
「あ、そりゃそうだな、あぁすまんが任せた」
水木さんから離れてすぐに台所へ行き食事の準備をした
私と水木さんは、ご飯と味噌汁に卵焼き、ほうれん草のお浸し、かぼちゃを炊いたものを、ゲゲ郎さんにはお握りとたくあん、卵焼き、味噌汁をお盆に乗せて居間に運んだ
スッ、カチャカチャ
「っ！？」
『はい、お昼ご飯ですよ、ここに置いておくので食べて下さいね、もし苦手なものがあったら残してもらっていいので、』
私は、押し入れの入り口にお盆を置いて離れて水木さんと一緒にご飯を食べ出した
「おぉ、美味そうだ！いただきますっ！」ガツガツ
『いただきます、味どうですか？濃ゆいですか？』
「んっ、ごくんっ！ちょうどいいでっ！岩子さんだけど、Aさんも料理上手だなっ、」
『ふふ、褒めても何もでませんよ？』
「いや、はははっ、」
水木さんと会話しながらも、ゲゲ郎さんの気配を探るが出てくる様子はない
お腹は空いてると思うんだけど、、
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impotantanoath0(プロフ) - 雪見大福様、コメントありがとうございます！休日を使ってちょこちょこと更新してまいりますので、気長に待っていただけましたら幸いです！ (4月6日 22時) (
レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - すごく面白かったです！これからも無理せず頑張ってください、更新をお待ちしてます (4月6日 21時) (レス) @page30 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月24日 21時
