旅立ちが必要かな？ ページ11
鬼太郎くんは、家に帰ってもどこか浮かない顔をしていた
夕飯を食べるとすぐに部屋に篭ってしまった
きっと、夕方のことを気にしてるんだと思うけど
私は夕ご飯を食べた後に、縁側に出てキセルを吸っていた
水木さんとゲゲ郎さん、岩子さんは机の上でお茶を飲んでいた
「なるほどなぁ、まぁ悪ガキっていうのはどこにでもいるからなぁ、」
「そうじゃのぅ、じゃがAを悪く言うとは、誰のおかげで今の平和があると思っておるじゃっ！」
「まぁな、Aさんがいなかったら狂骨が暴れ回って日本が終わってた可能性もあったからな、」
「でも、鬼太郎の気持ちもわかるわ、私もその場にいたらきっと叱っていたわっ！」
「そうじゃろう！？じゃが、お主はあまり怒らんのじゃな？」
ゲゲ郎さんが、私の方を見て言った
『まぁ、鬼殺隊の時は人殺しとか返してくれとか、来るのが遅いとか散々言われたので、子どもの戯言は特には？』
「逞しいのぅ、じゃが気にしとらんと言いつつ、煙草は吸っておるようじゃが？」
うっ、痛いところをついてくる
『まぁ、気にしてないと言えば嘘ですけど、私も人の子なので傷つく事ぐらいありますよ、ただ、鬼太郎くんにとっては少し悩ましいところでしょうね、人と妖怪の違いってやつは』
「そうじゃのぅ、岩子よ」
「そうね、そろそろかしらねぇ？」
私と水木さんは、首を傾げた
「少しずつじゃが、ご近所さんや岩子の職場でもわしらが人とは違うと勘付かれておる、少し早いが旅に出ようかと思っておる、」
「は？また急だな、、」
「なーに人の噂が薄くなれば帰ってくる、少し派手に動きすぎただけじゃ、わしらが幽霊族とわかれば水木やAに危険が及ぶ、それだけは避けたいんじゃよ、」
「まぁ、ゲゲ郎たちが決めたことなら俺は反対はしないさ、ただ、俺らが死ぬ前までには一回ぐらい戻ってきてくれよ！」
「なーに、10年もかからんわい、」
「いや、十分長いわっ！」
うん、私もそれ思った、、
１０年かー、
私がいま20歳になったところだから、30歳ぐらい？
流石に生きてるかぁー
『とりあえず、鬼太郎くんのことはゲゲ郎さんと岩子さんの方がいいでしょうね、人間の価値観は違いますし、』
鬼太郎くんのことは、幽霊族の親に任せることにした
きっと、人間の価値観では計り知れないところがあるだろう
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impotantanoath0(プロフ) - 雪見大福様、コメントありがとうございます！休日を使ってちょこちょこと更新してまいりますので、気長に待っていただけましたら幸いです！ (4月6日 22時) (
レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - すごく面白かったです！これからも無理せず頑張ってください、更新をお待ちしてます (4月6日 21時) (レス) @page30 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：impotantanoath0 | 作成日時：2024年3月24日 21時
