【○○の主役は我々だ！】苛められる少女は… 【愛され】 (ページ4)

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［2話］ページ4

ロボロside

ロボ「…可愛そうにな、アロマちゃん」

ぱたぱたと小走りで走っていくアロマちゃんの後ろ姿を見て、そう思った

本当はトントンも、大先生も、シャオロンもコネシマも…

アロマちゃんが殺そうとしてしたことじゃないってことくらい分かってる

グルッペンが傷付けられて、その苛立ちを何処にぶつければいいのか分からないのだ

…ほんま、可哀想にな。

トン「よぉロボロ。」

そういってトントンが話しかけてくる

ロボ「…トントン。お前何時まであの下らん演劇を続ける気や。」

そういうとトントンは驚いたように目を見開き、

トン「…演劇ってなんや。俺らは制裁をしとるんや。あの偉大なるスターリンと同じく、逆らう物には粛清を。その精神を大切にしとるだけや」

そういって俺を睨む。

ロボ「…お前、ホンマにクソやな。アロマちゃんがどんな気持ちかわからんの？」

そういってその場から立ち去る。

俺が何を言っても意味が無い。

そんなの分かってる。だけど、あの寂しげな背中を見てしまった

【信じてもらいたい】その言葉を呟き声を押し殺しながら泣いていた彼女が

おれは、護らなければならないと思った。

だから俺は、彼女を守り続ける