桜の咲く頃に Ⅱ (ページ6)

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車にはすでに昔と同じ4人が乗っていた

佐久間「…………ちょｯ……………やめてｯ……」

「今晩のおかずでーすwwwwwwwwww」

「うわっあ懐かしっwwww佐久間じゃんwwwww」

「炎上おつ〜〜〜wwwwwww」

そう言ってきたあいつらの性格は昔のままで、俺は遥かにガタイのいい5人のおもちゃにされた

佐久間「………ｯ…………ﾊｧ………ﾔﾒｯ…………ﾝｯ」

佐久間「………ﾊｧ……ﾊｧ…」

洋服を脱がされて身体中を殴られたり触られた

佐久間「…………ﾝｯ…ｸﾞｽｯ………ﾝｯ……ﾊｧﾊｧ」

「wwwwwwwこいつ泣いてんだけどwwww写真撮っとこwwwwww」

そこには口を塞がれ泣きじゃくる俺の姿が撮られていた

車の中で散々おもちゃにされた俺はただ涙を流しながら虚な目で遠くを眺めていた

朝になってようやく車から降ろされた

「もしも誰かに言ったらこの写真snsにばら撒くからな？wwwいじめの次は枕営業！？なんて見出しがつくかもなwwwwwwwwww」

佐久間「……………」

そうして俺は帰路についた、幸い家族はまだ起きてなかった

部屋に戻りベットの中に入った

あいつらに殴られた身体中の傷が痛む

あいつらの顔が、声がフラッシュバックしてきて涙と震えが止まらなかった

俺はあいつらのおもちゃになるために生まれて来たのか

これからもあいつらに人生を左右されて生きていくのか

これから先、メンバーや家族に迷惑をかけるくらいならいっそのこと俺なんていない方がいいんじゃないか

親友の元に行きたい…………

俺の心はもうとっくに限界を迎えていた