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「……ｯあのさ……俺………俺……佐久間に酷いことばっか言ってさ……なんでもっと早く気づけけかったんだろう…………」
「俺……ずっとスノーマンで一緒にやって来たのに………佐久間のこと……ここまで追い詰めちゃって………俺もう……佐久間に合わせる顔ないよ………」
翔太……
違うよ……翔太のせいじゃない……
そう言って抱きしめてあげたいのに……
体が動かなくて……何も見えなくて……
もどかしくて、悔しくて、言うことをを聞かない体が嫌になる………
けど今度はふっかの声が聞こえて来て
「俺もだから……」
………違うよ………ふっか………
「俺も……佐久間のこと信じてあげられなかった」
「俺も……佐久間がこんだけ傷ついてようやく自分の過ちに気付いた………」
「気づいた時にはもう遅いって、分かってたのに…………」
…………
「けど………もう戻れないから…………どれだけ願ってもあの時の佐久間は戻ってこないから………」
「もし今の俺たちにできることがあるとしたら………それは今の佐久間にちゃんと向き合うことないんじゃないかって……」
…………………
「だからさ……せめて笑顔で迎えてあげようよ………佐久間の目が覚めたら……おかえりって……………」
「これからはちゃんと佐久間の居場所になってあげたい…………」
……………ふっか
ありがとう…………
ちゃんと俺のこと見てくれて……考えてくれてありがとう
助けてってあの時ちゃんと伝えられたらよかったのに……
俺の方こそちゃんと伝えられなくてごめんね…………
みんなの顔………はやくみたいな………
みんなに会いたいな…………
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作者名：imparare114 | 作成日時：2024年2月25日 10時
