伝えたいこと ページ41
〈佐久間side〉
「んっ………」
目を覚ますとそこは中学校の教室で俺は机に突っ伏して寝ていた
窓からさす夕陽の光がまぶしくて目を細める
「……俺…なんで……」
ここまでどうやって来たのか、今まで何をしていたのか何もかも思い出せなかった
ただなんだか目の前の光景が不気味で早くかえりたいと思った
リュックを背負って早足で下駄箱に向かう
履き替えようと下駄箱に手を伸ばした時急に目の前が真っ暗になった
「…くん？……佐久間くん！」
ﾊｯ……！！
誰かが俺を呼ぶ声がして目を覚ますとやっぱり俺は玄関で立っていて
でもさっきと違って目の前には親友が立っていた
「……佐久間くん？どうかした………？」
佐久間「………いや………なんでも無い……！！行こっか！笑」
そう言って俺は親友と一緒に帰ろうと玄関を出た
その瞬間また目の前が暗くなる
「……ｯなんなんだよ！」
そう言って起き上がると今度は俺の部屋だった
だんだんと記憶が戻ってくる………
そうだ俺……
俺……死のうとして………
急に我に帰ってカレンダーをみると今日の日付は……
2007年3月20日……
あいつが死んだ日だった
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作者名：imparare114 | 作成日時：2024年2月25日 10時
