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〈宮舘 side〉
宮舘「…………あっ、飲み物なんか……いるかなって………」
ただ部屋の空気が気まずくて外に出る口実をつくろうとした
阿部「俺……一緒に行くよ………」
そう言った阿部も早く外に行きたそうで早足で部屋をでた
阿部「…………あのさ」
宮舘「………なに？」
阿部「…………佐久間の分も……」
宮舘「………うん」
阿部は佐久間の好きそうなジュースを一本とってカゴに入れた
阿部「………舘さんはさ………どう思う……」
宮舘「………どうって……？」
阿部「俺さ………佐久間が………遅れて来たのも……あんな記事が出たのも……全部……なんかあるんじゃないかって……そう思ったのに………目逸らして……」
宮舘「……………阿部だけじゃない……俺も……俺も何も言わずに佐久間のことから目を逸らした……」
阿部「佐久間……佐久間が……目を覚まさなかったら……どうしようｯ………俺……俺………ｯ」
宮舘「大丈夫………佐久間は……阿部を置いて1人にしたりするやつじゃない……大丈夫……大丈夫だから……」
大丈夫………
そう言ったけど本当は俺も怖くて仕方なくて
阿部の顔もうまく見れなくて
そっと涙を流した
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作者名：imparare114 | 作成日時：2024年2月25日 10時
