覚悟 ページ18
〈佐久間side〉
ーあの日から5日が過ぎた
俺は自分の家に戻って来た
久しぶりの家はホコリっぽくて窓を全部開けて換気をした
チラシもすごい量だ……
部屋を掃除して荷物を片付けた
部屋も一通り片付いて窓を閉めた
まだ少し肌寒い部屋のソファに座ってテレビをつけるとそこには8人のスノーマンが映っていた
「………ｯ」
すごく楽しそう
息もぴったりで康二のボケにふっかとしょっぴーがツッコんで
ハハッ面白いな…………
なんだ………
最初っから俺なんていなくてもよかったんじゃん……………
切り込み体調！なんて…………ほんとバカだなぁ……
まるで最初から8人だったかのようなスノーマンを俺は視聴者として見ていた
もう特に生きる理由がなかった
親友も死んだ……
大好きなスノーマンからも追い出された……
何回も振るわれた暴力で痛みさえ感じなくなってしまった体
ひとりぼっち……
俺はこの世界でひとりぼっちだった
親友のいる場所に行こう……
幸せでなくたっていい………
平凡でいいから…………
神様………………
俺は…………
わがままですか………？
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作者名：imparare114 | 作成日時：2024年2月25日 10時
