桜の咲く頃に Ⅱ (ページ15)

今日:78 hit、昨日:48 hit、合計:70,796 hit

・ページ15

佐久間「……………は？」

「いやwwwww佐久間顔怖すぎwwwwwwwwwwwwwwだーかーらー俺らが殺したのwwwwwwwwww」

「ちょっと、ーー飲み過ぎだぞ…」

他の4人が宥めても相当機嫌がいいのかそいつは話をやめなかった

「いやだってさwwwwなんかたまたま出かけたらホームにいてwwwwwボケーっと突っ立ってるしwwwwwwwホームも混んでたからさりげなく驚かす程度で後ろから押したんだよwwwwwwwwwそしたらあいつwwwwwwwwどんだけ鈍臭いのwwwwwwwwホームにそのまま落ちて死んじゃったんだよwwwwwwww」

一気に全身の血の気が引いていくのを感じた、そして俺の中で何かが切れた

佐久間「お前！！！！ふざけんなよ！！！！」

そう言ってあの日と同じ様に俺はそいつにに殴りかかった

………けどやっぱり俺は弱くて

すぐに5人に抑えられて今までなんかと比べものにならないくらい殴られた

佐久間「……………ｯｺﾞﾎｯ…………ｯ…ｵｴｯ……ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ……ｯ」

殴られている途中で痛さに耐え切れず意識を飛ばしてしまった

朝、目を覚ますと人通りの少ない路地裏で寝ていた

身体中ボロボロで体を起こすのがやっとだった

全身が言うことを聞かない

まだはっきりとしない意識の中で俺は今日の予定のことを思い出した

急いでポケットに入れていたスマホをつけると時刻は9時15分になっていた

やばい………

画面を越しにメガネのレンズが割れて破片で瞼を切って血を流しているのが分かった

ｯ電話…………！！と思いとりあえず急いでふっかに電話をかける

ﾌﾟﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ……………ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

深澤「……はい」

佐久間「ふっか！…ｯごめんなさい………あの…今から…」

深澤「もう、いいよ」

佐久間「えっ………？」

深澤「………佐久間はスノーマンに必要ない」

そう言って電話を切られた

あぁ……

終わった…………

もう俺にはなんもないんだ……………

全部失ったんだ………

ﾎﾟﾀｯ

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀｯ

なんで泣いてるんだろ………

泣きたいのはメンバーの方だろ………

あべちゃん、ふっか、ひかる、しょーた、らう、こーじ、めめ、りょーた、、、、会いたいよ……………

さくま、ダメダメでごめんね…………