潔癖男子壱 (ページ46)

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ﾙｰｼｰ「じゃあ僕はAの部屋で寝るから。A、ヤろ？」

Aを横抱きにし、誘ったルーシー。だが鈍感Aには

「ヤるって…一体何を？」

全く意味がわかっていない

『いや待て待て待て！！！』

ﾗｷﾞｰ「どこの誰かもわからん奴にウチのマドンナと簡単に交わってもらっちゃ困るんスよ。初めてはオレがもらう！！」

ﾚｵﾅ「ラギー、調子乗ってんじゃねぇぞ。アイツの処女はオレのもんだ」

ﾙｰｼｰ「うるさいね、君たち。A…汚い奴らは嫌いじゃなかったの？」

「……嫌いだけど、アイツらは、その…

友だち、だから(ていうか、僕女じゃないし…)」

頬を少し染め、恥じらうようにして言ったAに対し、ルーシーの機嫌は悪くなっていく

「それより、ルーシーは僕の彼氏なんかじゃない。弟だ。ルーシー、嘘はつくな」

ﾙｰｼｰ「…ん」

因みに、先程から出てくる「ん」はAの口癖の一つ。それをルーシーが使っているだけである

ﾕｳ「その、なんでルーシー君？は大きくなったんですか？」

ｸﾞﾘﾑ「正直言って気持ち悪かったんだゾ…」

ﾙｰｼｰ「失礼だな、この狸……僕の魔法だよ。僕の魔法は、自分や他のモノを大きくさせたり小さくさせたりできる。まあ、僕に使えば精神年齢まで低くなったりするから…Aに甘える時だけ使う」

「ルーシーは僕が拾ったんだ。その時は小さい姿だったから大きくなっていた時はびっくりしたよ」

Aが五歳の時、庭で遊んでいると木の後ろに何かがあることに気づいた。ソレに近づいたAはカゴのような物が置いてあることがわかった。中を覗くとルーシーが居たのだ

それから、あの過保護な両親を説得し今こうして家族としてルーシーは生きている。血の繋がりはないが、Aは両親と同じくルーシーが大好きである

「ルーシー、一人で帰れるか？」

ﾙｰｼｰ「うん。魔法があるから」

「お、送ってやってもいいんだぞ？」

Aはこう見えて心配症である。周りをよく見ている証拠なのだがお節介焼きだ。そこがまた可愛いとオクタヴィネルの三人は言う

ﾙｰｼｰ「本当はそうして欲しいけどやめとく。A、ホリデーはちゃんと帰ってきてね？いっぱい気持ちいいことしたい」

「？わかったよ」

『だからさせねぇって！！』

ｼﾞｬｯｸ「A先輩…ああいう女とか男に引っかからないでくださいね」

「あ、ああ。わかったよ」

全く意味がわからないAであった。