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カリムside
ｶﾘﾑ「あぁ、A。苦しかったよな、辛かったよな」
「う、あぁ、カリム…僕は、僕は」
可哀想なA。そんな顔も愛らしい。
Aの部屋へ来てみれば布団に蹲って泣いていた。理由はわかっている。
ｶﾘﾑ「また全部忘れような。そうすれば苦しくないぞ」
オレはAを抱きしめながら言った。
もちろん、Aはわかってくれるはずだ
「忘れる、全部忘れるから…助けて」
ほらな？
Aは本当に可哀想だ。オレがAを支えてやらなくちゃいけない。じゃないと、Aは……
「カリム、ありがと。ごめんな」
苦しいはずなのに引き攣った笑みをオレに見せたA。
ああ、可愛い。なんて可愛いんだ。
盗聴器を付けておいて本当に良かった
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作者名：星ノ宮 x他1人 | 作成日時：2020年10月18日 13時
