潔癖男子壱 (ページ17)

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Aside

お願い、効いていたのだろうか。さっき、僕は彼らが汚いということを忘れて二メートル内でも話せた。

嬉しかった。久しぶりにたくさん笑った気がした。

僕がハーツラビュル寮から自分の部屋へと帰っている途中に

ｹｲﾄ「ねぇ、A君」

ケイト先輩が僕に話しかけてきた。後からついてきたのだろうか。

「なんですか、ケイト先輩」

もしかして…さっきのこと怒っているとか？さすがにアレはいけなかったか

ｹｲﾄ「お願い、オレをこれ以上…狂わせないで」

そう言ってケイト先輩はオレにキスをした。

最初は何が起こったかわからなかった。初めての感覚だったから。

いつの間にか、口の中にケイト先輩の舌が入ってきて僕の舌を絡めとっている。頭が回らない…こんなの、こんなの可笑しい。息ができない

ｹｲﾄ「オレだけを見て、オレと一緒に居て、オレに感じて」