佐智雄の妹

32 ページ34

Aside



みんなで帰り道を歩きながら一旦鳳仙に帰ることにした


今日のことについてもあるし明日のキドラのことについてもあるからだ


佐「まさかキドラだったとはな…。確かに少し変な感じっていうか違和感はあったな」


お兄ちゃんには言えないけどすごい必死に鬼邪高と戦ってたけどね(笑)

でもそんなとこもお兄ちゃんらしいや


よし明日はキドラ…キドラ？

あ、そういえばキドラっていえばさ…


私この前そのキドラっぽいやつに背中殴られたんだった…あはは。この状況言いにくいんだけど！？てか言えないんだけど！？


でも言わないといけないんだよね


よし。今はみんなと会話楽しんで鳳仙戻ったら話すことにしよ


A「あ、そういえば仁川！」


仁「な、なんだよ…？」


一気に私に集まる視線


A「その髪似合ってるから！(笑)さっき言ったことは気にしないでね」


志田は爆笑してて

仁川はすごい驚いた顔してて

問題は後の二人…


皆さんお分かり私の兄は一切笑いもせず…いや笑ってるね顔は笑ってるけど目が笑ってないっていう笑いね…。おおホラー…


さて金髪くんのほうは…？

はいこちらも真顔。完全真顔ですね。

終わりました。この人は嫉妬するとほんとにめんどくさいんだよ…


仁「ちょ…どうしたんだよ。あのAが人のこと誉めたぞ？」


ちょいそこの君。なに人を軽く化け物みたいな言い方してんのかな？

てかお兄ちゃんに言ったね？終わったね？


お兄ちゃん笑ってないよ？


志田なんかお兄ちゃん見てもうこの世の終わりみたいな顔してるよ


さて金髪くんなにげに私にキスしないでね

今は仁川に気を取られてるけどこれがバレたらあなたどうなるか一番よくわかってらっしゃいますね


仁「なあ、佐智雄！あのAが誉めてくれだぞ。こりゃパーティーだ…な…あはは…すみません」


佐「…(睨)」


仁「さ、佐智雄さん…？」


佐「ああ、そうだな明日はキドラ倒したあとパーティーでもするか！(黒笑)」


ある意味仁川がお亡くなりになるパーティーになるかも


それから地獄のこの空間のなか鳳仙に向かったメンバーであった…。

33→←31

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す