幼馴染みと先輩と。【紫赤】

〜嫌な予感〜○ ページ36

ななもりside


体育祭も無事終わり、いつもの平和な学校に戻った頃…その日は訪れた。


俺は今日、Aちゃんと中庭で一緒にお弁当を食べる約束をしていた。


昼休み。


少し早めに授業が終わったから、中庭に早めに行った。


な「流石にまだ来てないか…。少し待っていよう…」


ベンチに座ってAちゃんを待ってるとき。


ﾓﾌﾞ「あの…！」


ﾋﾞｸｯ


な「はいっ！」


びっくりした…何だろう。


ﾓﾌﾞ「今、お時間いいですか？」


時間？俺に用何かあった？…って、まぁ大体予想はつく。


おそらく……告白だ…。


こんな展開は嫌になるほど味わってきた。


俺が好きなのはAちゃんだけなのに…


でも、ここで断ったら嘘になる。


Aちゃんが来るまでまだ時間あるな…


早く終わらせてしまおう。


な「はい。ありますよ。」


ﾓﾌﾞ「えっとじゃあ、付いてきてもらってもいいですか？
」


そう言って、中庭を少し離れた。







へ〜、ここは告白するにはいい場所だな。


ﾓﾌﾞ「あ、あのっ！ずっと前から、紫福先輩のことが好きでした！」










嫌な予感がした。


今までにない、初めての…でも、血の気が引いていくような…


とてつもなく、嫌な予感がした。





ｶﾞｻｯ




？「あっ、ごめんなさい！僕…、すみません！」




そう言って逃げていった子は、すごく、



　 見覚えがあった。

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