１その原因は…烏でした ページ1
＿何故このような事態になってしまったんでしょう。
この事態の原因であるこの烏
ナイトレイブンカレッジの学園長であるディア・クロウリーは責任転嫁をして震えていた。
というか、何も考えたくなかった。
現在、鏡の間は阿鼻叫喚。
泣き声、鳴き声、呻き声、謎の雄たけび…
とにかく、収拾がつかない事態となっている。
窓の外は大荒れ。
雷が鳴り響く。
ド ウ シ テ コ ウ ナ ッ タ
この学園長の気まぐれでこの事態は引き起った＿＿
「あー…暇ですねぇ。」
＿何か面白い事でも起こらないでしょうか。
クロウリーは暇を持て余していた。
いや、正しくはやらないといけないことは山ほどあるのだがやりたくないため暇を持て余していた。
そして、クロウリーは退屈していた。
何か良い娯楽でもないものかと周りを見渡してみると＿＿
近くを歩いている人影が１つ。
新入生としてやってきた異世界人でオンボロ寮の監督生＿クルス・A。
監督生は目立っていた。
異世界人というだけでも生徒の目を引いたが、一番の理由は監督生が女性だからだ。
ナイトレイブンカレッジは男子校。
文字通り【紅一点】だ。
異世界人
紅一点
＿これだ！
クロウリーは閃いた。
それはそれは素晴らしい閃きだ。
「Aさん！」
クロウリーが嬉々として監督生を呼び止める。
監督生は振り返ると、
「げぇ。」
心底嫌そうな表情をした。
「そんな嫌そうなお顔をしないでください！聞いてくださいよ！私天才かもしれません！」
嫌そうな表情をされたことなど気にせず、クロウリーは思いついた【とある悪戯】を監督生に耳打ちする。
全て聞き終わった監督生は＿
「…クロウリーさん暇なんですか？私が元の世界に帰れるための調査は？」
ジトーっとクロウリーを睨みつける。
墓穴を掘ったことに気が付いたクロウリーは慌てて弁明を始める。
しかし＿
＿＿クスクス
と監督生の笑い声が響く。
クロウリーがキョトンと監督生を見下ろすと＿
「でも、楽しそうですね。いいでしょう、乗りました！その話！」
監督生はニヤリと笑ってクロウリーの提案に乗った。
後でこの決断を心底後悔することになるのだが、まぁそれはそれだ。
ナイトレイブンカレッジ史上最悪のお遊びという名の悪戯が計画されてしまった。
そして、２人は信憑性を高めるために教師陣を味方につけようと動き出した。
それはそれは悪いお顔で。
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檸檬 - あ、あのぉ。ぞ、続編ってどうしたら見れますかねぇ.....?芋けんぴ様さえよければパスワードを教えてもらいたいのですが... (11月4日 21時) (
レス) @page42 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めまして！とても楽しく読ませて頂きました、素敵な作品をありがとうございます！ 続編？も読みたいのですが…公開はする予定はありますか？とても気になります… (2023年2月2日 8時) (レス) @page42 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 美南さん» 美南様、コメントおよびご指摘ありがとうございます。文字数の都合上、「この世の終わり」と表現させていただきました！！そうですね…皆様の涙腺を破壊してしまったみたいで…反省してます…。ティッシュ贈呈でどうでしょう？笑 (2021年8月11日 9時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - まあゆひやさん» まあゆひや様、コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまい申し訳ありませんでした…。独白、読んでくださりありがとうございました！ (2021年8月11日 9時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» のりまーす！！のりますよ？？ (2021年8月11日 9時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年3月3日 0時
