夢の韓国旅行・3 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:17,464 hit

7.限られた時間ページ7

「A…、愛してる」

急にそんな事言うからびっくりしたけど、すごく嬉しかった。
ユチョンの言葉が深みを増してて、胸に響いた。

「ユチョン、あたしも、あたしも愛してる」

涙が溢れてしまった。

ユチョンはその涙をそっと親指で拭い、そのまま唇に触れ優しくキスをしてくれた。

いつもよりもユチョンの気持ちが入る。

優しいキスからどんどん激しくなり、お互いの息遣いが荒くなる…。

「…っ、はぁっ…」

チュッチュッと唇が重なる音と、荒い息遣いが響くプレイルーム。

このまま時が止まればいいのに…。

しばらくの間唇を重ね、やっと惜しむように離すと夕日は傾き部屋は薄暗くなっていた。

「…寒くない？」

そう私が聞くと、ユチョンはわざと震えたフリをして、

「おおぉっ！寒いっ！お風呂…！お風呂に入ろうっ！」

立ち上がって私の手を取り、強引にバスルームへ向かった。

「ちょっ、ユチョンっ！待って！」

バスルームへ入ると、ユチョンはさっと洋服を脱ぎ始めた。

「ユチョンってばっ！」

「一緒に入ろ？」

優しく微笑むから、ついつい許してしまう…。

「もーーっ！着替えっ！持ってくるから先に入ってて！」

照れ隠しのためでもあり、私は部屋に着替えを取りに戻った。

下着とタオルを持ち、ふと考えた。

今夜でユチョンと過ごすのも最後…。

一緒に過ごしたこの6日間、最初はハプニングもあったけど、夜はとっても甘く刺激的な時間を過ごした。

今夜も…その…、したい気持ちはもちろんあるけど、さっきみたいにもっとユチョンと話をしたい。

ユチョンの家族の事とか…。

そんな風に思うのは欲張りかな？

悶々と考えながらバスルームへ行くと、ユチョンは既に外の露天風呂に浸かってるようだった。

ホッとして、服を脱ぎ浴室に入り身体を洗って、ユチョンのいる露天風呂へ入った。

「ふぅーっ…」

肩まで浸かると、本当にあったかくて気持ちがいい。

チラッとユチョンを見ると、こっちを向いて手招きしてきた。

ニヤリと笑って、私はわざとユチョンから遠ざかった。

「あぁっ！」

少しむくれて、お湯を掻き分けながらこちらに向かってくるユチョン。

「わぁっ！」

逃げる私。
追いかけるユチョン。

お湯の中だから動きも鈍く、お湯が揺れて顔にかかり、子供みたいにはしゃぐ私達。

「捕まえたっ！」

キャーキャー言いながら逃げたけど、ユチョンの大きな手に捕まってすっぽりと包まれてしまった。