28.ギャップ ~YC~ ページ28
お尻とかって、反則なんですけど…笑
ジタバタしながら隠そうとしてる仕草が、またたまらなく可笑しくて、笑いを堪えるのに必死。
見ないでって、言われても…
こんなチャンス、見逃すわけないでしょ?
薄眼を開けてコッソリ見てしまった。
Aが俺の身体から少し離れた瞬間。
俺の胸で押しつぶされていた、白くて柔らかなAの谷間、その下のピンクの…。
もっと見ていたかったのに、タオルを巻きつけてしまったから、バレないように目を瞑った。
あぶねーっ 汗
「もう、いいよ」
ゆっくり目を開けたら、顔が真っ赤なAが恥ずかしそうにしてて、思わず笑ってしまった。
Aも笑ってたけど、絶対まだ恥ずかしいはず。
逃げるAの腕を掴んで仲直りのキスをした。
もちろん仲直りは口実。
だって、そんな格好で無事でいられると思う?
いや、俺が無事じゃないんだよ、もう。
たまらなく不安にさせ、イラついた挙句、嫉妬するほど好きだという事を思い知らされ、ましてやバスタオル1枚のその無防備な格好。
止まらない…。
もっと、もっと…。
なのに、ふっと唇を離されてお預けをくらった。
「仲直り完了!」
チュッと軽くキスをされて、完全にその後を拒否された。
しょーがねーな!
「じゃあ、今度こそ車取りに行ってくる。
ちゃんと鍵閉めてよ?」
「分かった!」
部屋を出ると、ちゃんと鍵が閉まる音が聞こえた。
タクシーを拾い、家に帰ってシャワーを浴びる。
さっきのAの白い胸を思い出しては、ニヤニヤしてしまい、身体も反応する。
やっとの事で身体をおさめ、着替えてまた出かける準備をする。
車もあまり目立たないよう、白のレクサスを選び、またホテルへ向かう。
AからのLINEに電話で返事をして、ホテルに着いた。
女の子の姿が見えた。
ヤバイ、韓国の女の子だ。
ニット帽をかぶり、身を竦ませもう1度女の子を見た。
ん?あれ…、A?
こっちに向かって来たので、窓を開ける。
やっぱりAだ。
サングラスを少し下げてよく見てみる。
なんだよ、すげー可愛いじゃん!
全然雰囲気変わるし!!
笑いながら何も言わず助手席に乗り込んできた。
Aから目をそらす事ができずに、ただずっと見てた。
女の子って不思議。
こんなに服装や髪型で印象が変わるんだと、改めて実感した。
「ユチョン、見過ぎ 笑」
「あ、あぁ… 笑」
これも一目惚れに入るんだろうか…?
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作者名:いもたろ | 作成日時:2014年9月11日 14時